過去の対戦成績も、これまでの経歴も、どうやら今季のSOMECITY TOKYOには一切通用しないらしい。
蓋を開けてみるまで勝敗の予想がつかない、捨て試合無しの第3戦・全4カードをお見逃しなく。
【GAME1】
まさかの開幕2連敗を喫した2014-2015 1st CHAMPION・SIMONが、今シーズン初勝利を賭けてオープニングアクトに登場。#14 OIKAWA、#27 SHIBATAの両スコアラーに懸かる期待は大きい。
対するは、まさかの（？）開幕2連勝を飾った千葉県柏が誇るエンターテイナー・勉族。スタートダッシュの功労者であるリーグ最強ビッグマン#96 ダークロ、鮮烈なデビューを飾ったルーキー#24 カジがOPENの19:00に間に合いさえすれば、まさかまさかの開幕3連勝も見えてくる。
【GAME2】
続くGAME2は、2014-2015 1st開幕戦で行われた「WHO'S GOT GAME？FINAL」のリベンジマッチ。開幕戦でSIMONに続いてF'SQUADを撃破した新星・KIDROCが、因縁の相手と再び相見える。前回の対戦では経験に勝るSUNDAY CREWが勝利に成功したが、現在の彼等の勢いはちょっとやそっとじゃ止まらないだろう。第2戦MIP#09 KOJIのパワフルなドライブが多国籍軍団の高い壁を打ち破るか、それとも…。
【GAME3】
個人的にはGAME3が第3戦の最注目カードだと思っている。
激しい点の獲り合いを好む平塚Connectionsは、「平塚三銃士」が今期も健在。スラッシャー・#9 CHIHIRO、シューター・#2 SHIGEO、オールラウンダー・#5 TATSUHITOの三枚を同時に止めることはハッキリ言って不可能である。
大幅なロスター変更の影響で開幕2連敗中と苦戦が続きUNDERDOGは、前節でMIP級の活躍を見せたルーキー・#30 DAISUKEのプレーに注目したい。もともと実力者揃いのチームだ。初参戦のイエローコートに早くもアジャストし始めた彼がフロアリーダーに化ければ、ここから幾らでも建て直しは効くはず。ファールコールでゲームが壊れないことを祈ろう。
【MAIN GAME】
TOKYO BEASTにとってF'SQUADは、2011-12 2ndの入替戦「SOMECITY CRASH」で敗れてレギュラーチーム在籍権を奪われた、決して忘れられない相手である。あれから約3年、両者の差は縮まったのか、それとも開いたのか。三年前には存在しなかったピースである猛獣軍団のシューター・#23 KIKUと、若きファンタジスタ・#91 KYONOSUKEの出来栄えが勝利のカギを握る。
TEXT by 石井ジョゼ
