SOMECITY 2015-2016 TOKYO 1st 第5戦プレビュー
【GAME1】
F’SQUAD（2勝2敗） vs TOKYO BEAST（2勝2敗）
前半戦を2勝2敗の3位タイで折り返したディフェンディングチャンピオン・F’SQUADがオープニングアクトに登場。対するは、泥臭く安定感のある試合運びで、同率3位に付けるTOKYO BEAST。リーグ屈指の得点能力を誇る#23 KIKUのシュートを抑えるのは至難の業だろう。勝敗に拘るのは当たり前だ。やられたらやり返すのは当たり前だ。それでも、彼等にしか出来ない勝ち方がある。やり返し方がある。遊び方がある。「シュート合戦！？ないない笑」というOPムービーは、決して前ふりなんかじゃない。TOKYO BEASTのハードディフェンスが#7 K-TAや#91 KYONOSUKEのハンドリングスキルを引き出すような、両者の持ち味が十二分に発揮される好ゲームに期待する。
【GAME2】
KIDROC（1勝3敗） vs BLACKTOP（1勝3敗）
GAME2は、負けた方が入替戦・自動降格に近づく大事なGAME。共に1勝3敗・最下位タイに位置する両者だが、勢いの差は歴然だ。まさかの開幕3連敗を喫したKIDOROCだったが、第3戦からロスターに加わった#21 TAKUMIと、第4戦で今季初登場を果たした#34 Yoheyの爆発的なオフェンス力に引っ張られるように調子を上げ、前節・第4戦で待望の今シーズン初勝利を挙げた。一方のBLACKTOPは、開幕戦以来白星から遠ざかっており、泥沼の3連敗中。暗いトンネルを抜けてようやく光が差したKIDOROCと、出口の見えない迷路に迷い込んだBLACKTOP。7位には入替戦「SOMECITY CRASH」が、最下位にはレギュラーチーム自動降格が待っている。長丁場だったはずのリーグ戦も、残すはたったの3戦のみ。崖っぷちは、すぐそこまで迫っている。
【GAME3】
勉族（1勝3敗） vs SIMON（3勝1敗）
GAME2に登場する2チームと並んで同率の最下位に落ち込んでいるのが、柏のエンターテイナー・勉族。彼等もまた、正念場を迎えている。柔らかいパスで攻撃にリズムを創り出す192cmのビッグマン・#32 ハセがマッチアップするのは、エース・#27 SHIBATAとのコンビネーションが光る192cmのハードワーカー・#7 ACHANO。ペイントエリアの攻防が、勝敗のカギを握るだろう。トップリーグを知るビッグマン同士のマッチアップに注目したい。
【MAIN GAME】
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平塚Connections（2勝2敗） vs UNDERDOG（4勝0敗）
今季のSOMECITYには、まだ主役が一人足りない。プレシーズンから平塚Connectionsを、SOMECITYを支え続けた、#2 SHIGEOが大人しい。この試合に勝利すればPLAYOFF進出が決まる絶好調の首位・UNDERDOGに勝利するためには、彼の復活が必要最低条件だ。独特の横回転がかかったシュートは距離を問わず、まるでホーミング弾のようにリングへ吸い込まれていく。どんな痺れる場面でも顔色一つ変えることなくシュートを決め続け、数えきれない程のハイライトシーンを作り上げたクラッチシューターの帰りを、僕達は待っている。オーディエンスを何度もブチ上げた、あのビッグショットを、もう一度。
text by 石井ジョゼ
