東京

SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2nd 第4戦

Date

2016/11/16(Wed)

Open

18:45

Start

19:15

Place

クラブチッタ川崎

神奈川県川崎市川崎区小川町5-7

ゲームプレビュー

SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2nd 第4戦 プレビュー

【GAME1】
SIMON(1勝2敗) vs BLACKTOP(0勝3敗)

「BLACKTOPが勝てない理由?そんなの、幾らでもあるでしょ。例えば#44 KOSUKE、アイツは今日のGAMEで何回ターンオーバーしたか覚えてる?…ま、面白いバスケはしてると思うけどね。」第3戦終了直後のSOMECITYテクニカルアドバイザー・BANGLEEのコメントが、現在の彼等の全てを物語っている。かつての専修大学を彷彿とさせるフリースタイル×ダンクショーのウォーミングアップは文句なしにイケてる。GAME中も独自のスタイルを武器に面白いプレーを見せてくれる。アツいゲームも見せてくれる。しかし、勝てない。開幕3連敗を喫して、未だ勝利から見放されているのは、レギュラーチーム全8チーム中、BLACKTOPだけだ。早くも折り返し地点を迎えた今シーズン、このままではリーグ戦最下位に待ち受ける自動降格も危うい。誤解を恐れずに言うと、決して彼等が弱いわけではない。レギュラーチームの壁が、それほどまでに厚いのだ。次に待ち受けるのは、毎シーズンのようにPLAYOFF進出争いに食い込む実力者SIMON。#13 OIKAWAと#47 DANのツインシューターと組織的なディフェンスを掻い潜って、偉大なる一歩を踏み出すことが出来るか。正念場の第4戦が始まる。


【GAME2】
平塚Connections(2勝1敗) vs 420(1勝2敗)

世界を切り裂いたSAMURAI SWORDが、イエローコートに凱旋帰国。3×3世界大会で日本勢初の準優勝を経験した、平塚Connections不動のエース・#9 CHIHIRO。世に生まれ落ちて今年で33年目、リーグ創設時からSOMECITYの第一線で活躍し続ける日本刀は、まだまだ錆び付く気配なし。今宵の獲物は巨人軍団・420。日本が世界に誇る切れ味を、必殺のドライブインを心ゆくまで堪能していただきたい。


【GAME3】
F'SQUAD(2勝1敗) vs 44STREET(2勝1敗)

THIS IS 「ballaholic GAME2」!
かつてF'SQUADの一員として、数々のハイライトシーンを創り出したballaholicディレクター・TANA。彼がベンチで指揮する44STREETは、不思議な魅力を持っている。サイズはない。キャリアもない。それでも、何故か彼等から目が離せない。#2 AIKIを中心とした44ピースのパズルが完成した瞬間のケミストリーは、他のチームにはない輝きを放つのだ。44サポーターならお分かりいただけるだろう。
そんな発展途上で未完成な彼等が今回挑むのは、ストリートボール日本一決定戦「SOMECITY THE FINAL」2連覇中の偉大なるパイセン・F'SQUAD。怪我の癒えてきたファンタジスタ・#91 KYONOSUKE、鉄人・#7 K-TAの二枚看板を要するディフェンディングチャンピオンは、一筋縄ではいかないだろう。一歩間違えばワンサイドゲームもあり得るが、両者のプレースタイルが噛み合うことは間違いなし。勢い余ってオーディエンスがコートに雪崩れ込んでしまうような、そんな1プレーが観てみたい。「ストリートボール=バスケットボール究極の遊び」を証明する1GAMEを、会場で目撃せよ。


【MAIN GAME】
TOKYO BEAST(2勝1敗) vs KIDROC(2勝1敗)

第4戦のMAIN GAMEは、実力伯仲の両者によるタフゲームがマッチメイクされた。#13 SOGENと#09 KOJIのフィジカルコンタクトお構い無しのタフショット、#23 KIKUと#34 Yoheyの華麗なアウトサイドシュート、#9 YUJIと#05 NARUSEのリバウンド争い、一つ一つのマッチアップがゲームの流れを左右するだろう。このGAMEの勝者が今期の優勝候補になりそうな予感。観るもの全ての感情を揺さぶるような、エモーショナルな12分に期待しよう。


text by 石井ジョゼ