SOMECITY 2017-2018 TOKYO 2nd 第7戦プレビュー
【GAME1】
TOKYO BEAST(4勝2敗) vs TEAM-S(1勝5敗)
■TOKYO BEASTが勝利
・TOKYO BEASTのPLAYOFF進出が確定
■TEAM-Sが勝利
・TEAM-Sの 7位が確定、KIDROCのPLAYOFF進出が確定
オープニングアクトに登場するのは、既にレギュラーシーズン7位以下が確定しているTEAM-S。来季のレギュラーチーム残留を賭けて行われる「SOMECITY QUALIFIER TOURNAMENT」を有利に進めるために、弾みをつけておきたいところ。
一方のTOKYO BEASTは、PLAYOFF進出は「ほぼ確実」な状態だ。勝てば文句なしで2位以上が確定し、仮に【GAME1】を落としたとしても、他の3GAMEの結果次第で4位以上が確定する。シーズン1位通過も見えてきた猛獣軍団を牽引するのは、前節、アメイジングな逆転ブザービーターで2017年をド派手に締めくくった #13 SOGEN。充実のシーズンを送った”Warrior”が、2018年もハイライトシーンを量産してくれるはずだ。
【GAME2】
44STREET(3勝3敗) vs SUNDAY CREW(1勝5敗)
■44STREETが勝利
・【GAME1】でTEAM-Sが勝利している場合、44STREETの5位以上が確定
・SUNDAY CREWの8位が確定
■SUNDAY CREWが勝利
・44STREETの 6位が確定
・【GAME1】でTOKYO BEASTが勝利している場合、TEAM-Sの8位が確定
第7戦のカギを握る、44STREET。もはや自力でPLAYOFFに進出することは不可能だが、この【GAME2】に勝利することができれば、他の3GAMEの結果次第で、上位4チームに食い込む可能性が僅かに残されている(※【MAIN GAME】を参照)。ただし、【GAME2】に敗れた時点でレギュラーシーズン6位、すなわち「SOMECITY QUALIFIER TOURNAMENT」行きが確定するという両面を併せ持つ。最悪のシナリオを回避するためには、第6戦で流れを変えた司令塔・#77 SHINNNOSUKEと、シーン随一のエグいクロスオーバーを持つ#22 TSUBASAの活躍が必要不可欠だ。奇跡に近いシナリオを描いて、チーム創設以来一度も成し遂げていないPLAYOFF進出を勝ち取ることができるだろうか。
対するSUNDAY CREWは、TEAM-Sと同じく既にレギュラーシーズン7位以下が確定している。たった1つしかないレギュラーチームの座を賭けて行われる「SOMECITY QUALIFIER TOURNAMENT」に向けて、一つでも順位を上げておきたい、というのが本音だろう。今やTOKYOを代表するボーラーにまで進化を遂げた・#23 Kyle、超攻撃的なマインドセットを持つ#44 ツヨシなど、成績こそ恵まれなかったが、今季のリーグ戦で爪痕を残した多国籍軍団のインパクトは抜群。彼等の1プレーを、どうか目に焼き付けてほしい。
【GAME3】
F'SQUAD(4勝2敗) vs 420(3勝3敗)
■F’SQUADが勝利
・F’SQUADのPLAYOFF進出が確定、420の5位以下が確定
・44STREETが勝利している場合、420の6位以下が確定
■420が勝利
・44STREETが勝利している場合、F’SQUADの5位以下が確定
・TEAM-S、44STREETが勝利している場合、F’SQUADの6位が確定
・SUNDAY CREWが勝利している場合、420のPLAYOFF進出が確定
PLAYOFF進出か、それとも「SOMECITY QUALIFIER TOURNAMENT」か。【GAME3】で相対するF’SQUADと420には、4位以上のシナリオと6位のシナリオの、天国と地獄、2つのシナリオが用意されている。
勝てばPLAYOFF進出が決まるF’SQUADは、前節のアニバーサリー・ゲームで変わらぬ存在感を放った#7 K-TAに注目。リーグ制覇、レギュラーチーム降格、SOMECITY THE FINAL2連覇と、イエローコートの酸いも甘いも味わい尽くした大ベテランの奮起に期待したい。また、Kinghandlesさながらのバックロールと高速ハンドルを操る#91 KYONOSUKEのショータイムもお見逃しなく。
対する420は、回を増すごとにチームの歯車が噛み合ってきた印象だ。高いリバウンド技術を持つ#83 番長、#20 KAZUTOと#88 TATSUOのツインシューター、今季から加入したオールラウンダー・#15 KCらが織りなす、流れるようなセットオフェンスは超強力。#193cmのオフェンスマシーン・#24 SHOWがインサイドで爆発すれば、KO勝利もあり得るだろう。
いずれにせよ、蓋を開けてみなければ分からない、第7戦最注目の一戦だ。順位争いはもちろん、絶対に負けられない大一番で飛び出すプレーの1つ1つを、大いに楽しんでいただきたい。
【MAIN GAME】
KIDROC(4勝2敗) vs 平塚Connections(4勝2敗)
■KIDROCが勝利
・KIDROCのPLAYOFF進出が確定
■平塚Connectionsが勝利
・TOKYO BEAST、44STREETが勝利している場合、44STREETのPLAYOFF進出とKIDROCの5位以下が確定
・TEAM-S、44STREET、F’SQUADが勝利している場合、KIDROCと44STREETのPLAYOFF進出が確定
既にPLAYOFF進出を確定させている平塚Connectionsは、第6戦でMIP級の活躍を見せた10年選手・#2 SHIGEOに注目。独特の軌道を描く3ptシュートは、一瞬でゲームの流れを変え、オーディエンスを沸騰させる。司令塔・#4 TAKATOとスーパールーキー・#14 RYANを従えて、目指すは2013-2014シーズン以来のTHE FINAL進出だ。
一方、この【MAIN GAME】を落とすと、他の3GAMEの結果次第で、6位に沈む可能性もあるKIDROC。今シーズンの戦いをみれば、現時点で彼等が“TOKYO最強”であることは間違いない。チーム内で異彩を放つハンドラー・#36 16Filipら、誰が出ても戦力の落ちない自慢のロスターを武器に、最終戦に勝利して、スッキリとPLAYOFF進出を決めることができるか。
(Text by 石井ジョゼ)