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SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 開幕戦レポート by 石井ジョゼ

SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 開幕戦レポート

GAME1
SIMON × 29 - 31 ○ UNDERDOG

入替戦「SOMECITY CRASH」を勝ち抜き、2009 2nd 以来のレギュラーチーム昇格を果たしたSIMONが大健闘を見せる。
決してサイズ負けしない高さと#14 OIKAWAのアウトサイドシュートを武器に1ゴール差に迫る場面も見られたが、2年半かけて這い上がった表舞台は、そう甘くなかった。
それもそのはず、彼等の前に立ちはだかったのは、リーグ戦通算の4度の優勝を誇る、レギュラーチームの番犬・UNDERDOG。
NBLへ進んだ昨季までのエース・#27 MONEY、怪我で欠場した#33 M21・#6 BONDを欠く苦しい台所事情の中、攻守の要・#91 WORMが相手の徹底マークに苦しみ、ハードディフェンスを前に攻めあぐねるシーンも見られたが、髪をバッサリと切り落とした#28 NOBUCHIKAがチームを救った。
得意のクロスオーバーからペイントエリアに侵入し、SEXYなラストパスを何本も供給。
ゲーム終了間際にも勝負を決定づけるフリースロー2本沈めるなど、これまで積み上げてきた経験値の重みを感じさせるオープニングアクトだった。


GAME2
勉族 × 37 - 42 ○ 420

まさかの両者ともにフルメンバーが(ほぼ)揃ったGAME2が開幕戦のBEST GAME。
勝利した420は、1stシーズン限定ロスター・「W長谷川」が大爆発。
#32 HASEはMC MOJA大喜びの柔らかいシュートと華麗なパスで攻撃のタクトを振い、相方の#6 SHOWは、4本の3ptシュートと強烈なワンハンドダンクを成功させ、文句なしのMIPを獲得した。
敗れた勉族も、久々登場の人気者#6仮エースが場内の大声援を受けて25得点を記録するなど一人気を吐いたが、後半残り4秒を切って1ゴール差に迫ったところで、前後半各1度しか取れないタイムアウトを誤って2回取得するケアレスミスが発生!
最大12点差をひっくり返す奇跡のシナリオが一転、テクニカルファールを献上するバッドエンドへと姿を変えてしまった。


GAME3
F'SQUAD × 32 - 39 ○ 平塚Connections

ファールの多い、荒れたMAIN GAMEだった。
ティップオフ前に『HARLEM SHAKE』を披露した気合十分のF’SUADは、前半こそメンバーチェンジを駆使して総力戦を仕掛けていたが、ゲームが進むにつれ、勝負所では必ず#7 K-TAにボールが集まっていた印象が強い。
対照的に平塚Connectionsは、「#2 SHIGEO-#4 TAKATO-#9 CHIHIRO」の3人で形成される「平塚三銃士」が、それぞれ最後までボールを欲しがり続け、それぞれ最後まで点を獲り続けた。
1本の矢を折ることは出来ても、3本の矢を折るのは容易いものではない。
自分達のスタイルを貫き、得意の打ち合いを制した新王者が、開幕戦白星を挙げた。


text by 石井ジョゼ

2013/04/11(Thu)
SOMECITY TOKYO