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SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第3戦レポート by 石井ジョゼ

SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第3戦レポート by 石井ジョゼ SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第3戦レポート

SCDL GAME1
SundayCrew ○ 26 - 23 × はんなり

MC MAMUSHI注目の、
某関東実業団チームで構成される「はんなり」がSOMECITY初見参。

初めて経験する異空間に足を踏み入れた彼等は、序盤こそ堅さが見られたものの、
規律の取れた連携から放たれる#1 KUROのジャンパーでスコアを刻み、
中盤には、#0 ジュニアのAND1を呼び込むタフショットを含む怒涛の5連続得点に成功して、
5分咲きのギャラリーを沸かせる上々のデビュー戦を飾った。

しかしながら、このオープニングアクトは、
ストリートで一日の長があるSunday Crewに軍配が上がった。
前半終了間際にブザービーターを決めた#2 UMEを中心に、
形振り構わずリングへアタックし続けた結果、ゲーム終盤に4連続得点を挙げて逆転勝利。

イエローコートで結果を残すには、
彼等のバスケットボールは少々キレイ過ぎたかもしれない。



SCDL GAME2【BEST GAME!!】
TOKYO BEAST ○ 27 - 26 × TEAM-S

この日のBEST GAMEは、下部リーグSCDLから生まれた。
元レギュラーチーム同士によるSCDL GAME2は、
トリプルオーバータイムに突入するレギュラーゲーム顔負けのタフ・ゲーム。

昨季までのレギュラーチーム・TEAM-Sは、
「濱の44口径」#0 TAKUをフィニッシャーに置き、憎いほどソツのないオフェンスで、
TIME UPのその瞬間まで、スコアを2点ずつ確実に刻んでいく。

対する1年前のレギュラーチーム・TOKYO BEASTは、ファールトラブルに見舞われる。
早々に退場した#8 SHUYAに続き、
打点の高い3ptシュートを2本連続で成功させて、
試合を優位に進めた「跳躍獣」#9 SOGENを3FOULを犯してしまうと、
流れは一気に百戦錬磨の横濱軍団へ。

ゲームクロック1分を切って、絶対的アタッカーとリードを失った猛獣軍団の敗北は、
誰の目から見ても明らかだった「はず」だった。
「手負いの獣ほど危険な生物はいない」という言葉が示す通り、
命からがら生き延びたオーバータイムで、進化した彼等の真価が発揮される。

絶体絶命のチームを救ったのは、SOMECITY TOKYOレギュラーチーム降格後に加入した、怖いもの知らずのニューフェイスたち。

40秒の延長戦を何とか無得点で凌ぐと、
再延長戦では、フロアリーダーとして仲間を牽引した#0 KIKUがジャンパーを沈め、
そして再再延長戦では、この日誕生日を迎えた#7 TAKAが、
ウイニングショットのダウンタウンを沈めて勝負アリ!

最終的には両者に送られていたであろう割れんばかりの拍手と、
久しぶりに聞かされた「絶叫怪獣」#409 シュレックの雄叫びと共に、
僕の知る限り最高の前座が幕を閉じた。



GAME1
SIMON ○ 41 – 29 × 勉族

5月3日にチーム創立10周年を迎えた勉族が、泥沼の開幕4連敗を喫した。
#6 アチャを中心としたSIMONの堅く高いディフェンスを前に、
ティップオフから約9分間無得点に抑えられてしまう、前代未聞の事態が発生。

一方的な凌辱により静まり返った場内の空気を変えるべく、
珍しくアドバンテージルールに登場したのは、#1 ぬま。

「大学の後輩」#31 ナルセの一瞬の隙を突いた不意打ちダウンタウンで流れを引き戻し、
後半に入りギアを上げた#33 てるのカットインでチャンスを作り出したが、
#6 仮エース・#96 ダークロを欠く布陣で、
最大18点差を引っくり返す奇跡のシナリオを描き出すことは不可能だった。



GAME2
UNDERDOG ○ 42 - 28 × F'SQUAD

結果だけ見ればワンサイドゲームに思えるかもしれないが、
因縁の対決GAME2は、ハッキリ言って盛り上がりに欠ける内容だった。

誰一人火が点くことのない、もどかしい状態で迎えた後半に、
今シーズンの主役の一人・#91 WORMが、ようやく目を覚ます。

インサイドからアウトサイドまで、
シュートレンジ不問の大暴れでセーフティーリードを獲得し、力ずくで勝利を強奪。
勝負所で地力の差を見せつけたUNDERDOGが、無傷の開幕3連勝を遂げた。



GAME3
420 ○ 52 – 50 × 平塚Connections

先手を取ったのは、ディフェディングチャンピオン平塚Connections。
#2 SHIGEOと、米国武者修行中の#4 TAKATOに代わり、
スターターに起用されたMINAKATAの3ptシュートで、
前半を11-26と15点差をつけて折り返したが、
業を煮やした420ベンチが、
SOMECITY TOKYO最強タッグ「W長谷川」をコートに送り込むと、状況が一変する。

195cmの#32 HASEが供給する柔らかいパスを、
194cmの#6 SHOWが平塚ディフェンスの上から次々とシュートをねじ込んでいく。

同点で後半終了を迎えた時点で、勝負の結末は見えていたのかもしれない。
オーバータイムにもつれ込む死闘を、高さに勝る420が制した。



MAIN GAME
SIMON × 30 - 38 ○ F'SQUAD

テコセンター presents M.I.P.に選出された#7 K-TAがON FIRE!
GAME2とは別人のようなパフォーマンスで38点中27点を記録。

後半に入っても、途中出場の#55 AGEが、
キャプテン顔負けのクロスオーバーで加点するなど、
終始SIMONを圧倒したF'SQUADが、メインイベントを締めくくった。

2013/05/12(Sun)
SOMECITY TOKYO