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SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第4戦 REPORT by 石井ジョゼ

SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第4戦 REPORT by 石井ジョゼ SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第4戦 REPORT

SCDL GAME 1
はんなり × 0 - 2 ○ TEAM-S
※不戦勝により

この場所に立つために必要なモノは、スキルでも高さでも経験値でもなく、覚悟だ。
時計の針を戻しても時間の流れは戻せないし、今季の試合は次節以降も続く。
彼等の覚悟を、とくと見せてもらおうじゃないか。



SCDL GAME 2【GOOD GAME!】
SundayCrew ○ 33 - 32 × TOKYO BEAST

最初に断っておくと、ゲームを終始優勢に進めていたのはTOKYO BEASTだった。

NYCストリートから「WORRIOR」と称賛された#9 SOGENと、
MC MAMUSHIから「おしゃれパーマ」と罵られた#3 GOUSHIが躍動し、
今季からイエローコートを踏んだSundayCrewに格の違いを見せつける。

2点リードのまま、ボールポゼッションを有したまま、
残り15秒でタイムアウトを要求した猛獣軍団の勝利はカタいと思われた。

しかし、迎えた残り4秒で痛恨のターンオーバーを犯すと、
#1 ANDYにブザービーター・ダウンタウンを沈められて、まさかの大逆転負け。
劇的で呆気ない幕切れに、#4 シュレックはコートを立てずにいた。

レギュラーチームへの道程は、僕達が考えるより遥かに険しいようだ。



GAME 1
420 × 34 - 41 ○ F'SQUAD

何処かフワフワした空気のまま始まった「繰り上げオープニングアクト」は、
1on1をガンガン仕掛けて自分達の空気を作り出したF’SQUADが逃げ切り勝ちを収めた。

ムラのある戦いが続く420は、bjリーグ上がりの#8 DELAが、
股抜きからレイアップシュートを決めるなど見せ場こそ作ったが、
3×3日本代表に選出された、カタール帰りの「W長谷川」が大ブレーキ。
元来の破壊力が鳴りを潜めたまま、タイムアップの瞬間を迎えてしまった。



GAME 2
勉族 × 29 - 30 ○ UNDERDOG

勝ち名乗りを上げたUNDERDOGに笑顔はない。
8分間を終えて両者共に6点しか刻むことのできなかったGAME2は、
残り1秒を迎えるまで最低の内容だった。

#1 ぬまが起死回生のチェック&リリースでAND1を獲得して1点差に迫ったが、
彼のラストショットがリングを通過することはなかった。


GAME 3
SIMON ○ 42 - 35 × 平塚Connections

ハードなディフェンスで平塚オフェンスを封じ込めたSIMONが、
ディフェンディングチャンピオンを下す金星を挙げた。

やや変則的なフォームからシュートを決め続けた#27 SHIBATA、
別次元の高さを武器にリバウンドで魅せた#6 アチャも見事だったが、
#2 SHIGEOと#9 CHIHIROの2枚看板にブロックショットを見舞い、
クイックリリースのダウンタウンを要所で沈めた#31 NARUSEの攻守に渡る活躍が光った。


MAIN GAME【BEST GAME!!】
勉族 ○ 33 - 22 × 420

メインイベントを終えて、ようやく理解した。
GAME2の彼等が、敢えて、意図的にロースコアに持ち込んでいたことを。

まるで別人のように気合十分なディフェンスで相手に立ちはだかり、
ようやく獲得したボールを、たっぷりと時間をかけて回し、
フィニッシャーの大役を務め上げた、#1 ぬまに託す。

シュートクロックが発動する残り2分を切っても、
MIPの集中力と決定力は途切れることがなかった。

勿論、ペイントエリアで身体を張り、外敵の侵入を許さなかった#96 ダークロと、
決定力の高いジャンパーを武器に、後方から座長を盛りたてた#33 てるの援護射撃も、
この結末を迎えるために必要不可欠だったろう。

最後まで徹底した戦術で勝機を見出し、がっちりと歯車が噛み合った勉族が、
5戦目にして嬉しい初勝利を手にしたのだった。



★JOSE’S BEST3
・ぬま(勉族 #1)
・NARUSE(SIMON #31)
・ANDY(Sunday Crew #1)

2013/05/26(Sun)
SOMECITY TOKYO