SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第5戦 REPORT

SCDL GAME 1
SundayCrew × 14 － 23 ○ TEAM-S

強いTEAM-Sが帰って来た。
リ－グ史上初・SCDLからMIPに選出された「バードマン」#4 SHINPEIが、
セットプレ－から滞空時間の長いアタックで快調にスコアを刻むと、
「不動の司令塔」#0 TAKUが残り時間をキッチリとコントロ－ル。
現在2戦2勝の首位SundayCrewに土をつけ、
はんなりの棄権により3チ－ムに上書き保存された下部リ－グは、
3チ－ムが1勝1敗で並ぶ、三つ巴の大混戦に突入した。



GAME 1
SIMON × 33 － 36 ○ F'SQUAD

ここまで共に3勝2敗、同率2位の顔合わせによるオープニングアクトは、
トリッキ－で創造性豊かな「ストリ－トボ－ル」を序盤から展開したF’SQUADが、
SIMONの正確な「バスケットボ－ル」を撃破した。
大黒柱・#7 K-TAの1on1を基調としながらも、
前半はキックアウトから#0 KATSUOがダウンタウンを幾度も沈め、
後半は#18 MATSUがフィニッシャ－として躍動。
自分達のSTYLEを貫いた「小さな魔法使いたち」が、単独2位に躍り出た。

尚、敗れこそしたが、#14 OIKAWAが高いシュ－ト決定率を見せたSIMONは、
一歩後退した3位に位置している。


GAME 2
420 × 31 － 40 ○ UNDERDOG

もはや安定飛行に入ったと言っても過言ではないだろう。
スタ－タ－で起用された#17 TATSUROUが流れを作り、
中盤で#28 NOBUCHIKAが爆発する必勝パタ－ンが炸裂したUNDERDOGが、
開幕5連勝を収めて単独首位を堅守した。

これでリーグ戦3連敗の420は、
bjリ－グ帰りの#8 DELAが磨きのかかった個人技で一矢報いたが、
試合をひっくり返すまでには至らず。


GAME 3
勉族 ○ 33 － 32 × F'SQUAD【BEST GAME！！】


最後まで足の止まることがなかった勉族が、いよいよ本気モ－ドに突入。
ストロングポイントの#96 ダ－クロにボ－ルを集めてスタ－トダッシュに成功すると、
後方からマ－クを外した前節のMIP・#1 ぬまもシュ－トを落とすことなく、
前半でセ－フティ－リ－ドを確保する。

しかし、時間の経過と共に高まるワンサイドゲ－ムの可能性を、一人の男が奪い去った。
DJのスピン中にも関わらず2階席まで届くほどの大声で仲間を鼓舞し、
ル－ズボ－ルを追いかけて観客席に突っ込み、
身長以上の何かを感じさせるオフェンスリバウンドで攻撃する権利を奪い返したのは、
「リズムを刻むファンタジスタ」#18 MATSU。
見ているこっちがヒヤヒヤしてしまうほどの怪我をも恐れぬ捨て身のプレ－が、
チ－ムに勇気と得点のチャンスを与え、
一方的に終わるはずだったはずの凄惨なシナリオを描き変えていく。
ペネトレイトした#7 K－TAの強い意思をゴ－ル下で受け取った#10 ABが、
AND1を呼び込む起死回生のタフショットをねじ込むと、会場のボルテ－ジは最高潮に。
最大13点差まで開いたスコアを1点差に戻したが、
壮大な逆転劇を演じきるためには、あと1分が必要だった。

僅かに届かなかったものの、驚異の追い上げを見せた4勝3敗のF’SQUADが2位を、
今季初の連勝を収めた2勝5敗の勉族は6位を、それぞれキ－プしている。


MAIN GAME【GOOD GAME！】
420 ○ 44 － 31 × 平塚Connections

ティップオフからタイムアップの瞬間までコ－トに立ち続けたW長谷川が、
GAME2とは別人のような、一騎当千の大暴れを見せる。
バスケットボ－ル3×3日本代表のプライドをかなぐり捨てて、
ミスマッチを突いたインサイドアタックで執拗に得点を重ねたその姿は、
本来の美しく華麗なモノではなかったかもしれないが、
この日で最も尊く誇らしいプレ－の一つだった。
試合終了間際には今季2本目となる#6 SHOWのワンハンドダンクまで飛び出した、
完全に牙を取り戻した420が、連敗を3で止めて4位を死守。

一方、得意の乱打戦に持ち込めないまま、
不完全燃焼のままイエロ－コ－トを後にした王者・平塚Connectionsは、
4連敗で通算成績を2勝4敗とし、
PLAYOFFもSOMECITY CRASHも危い5位に順位を下げた。



★JOSE’S BEST3＋1
・SHINPEI（TEAM-S #4）
・MATSU（F’SQUAD #18）
・SHOW（420 #6）
・HASE（420 #32）