前節・第6戦を終えて、リーグ戦上位4チームにのみ与えられるPLAYOFF進出の権利を手に入れたのは、F’SQUADとTOKYO BEASTの2チーム。KIDROC・勉族・平塚Connectionsの計3チームが残り2枠のPLAYOFFを賭けて、UNDERDOG・SIMON・SUNDAY CREWの計3チームが下位2チームに与えられる入替戦と自動降格回避を賭けて、それぞれ最終戦に挑む。
今回のプレビューでは、複雑に絡み合う条件を紐解きながら、全4GAMEの対戦カードと「その後」の可能性について触れておくことにする。尚、リーグ戦の順位決定方式は以下の通りである。
1.全試合の勝率
2.当該チームでの勝率
3.当該チームでの得失点差
4.当該チームでの総得点
※3チーム以上の複数チームが並んだ場合は、当該チーム間での条件が適用される
【GAME1】
UNDERDOG(2勝4敗) vs KIDROC(4勝2敗)
◇UNDERDOGの入替戦回避条件
「UNDERDOG敗北 + SIMON敗北 + SUNDAY CREW勝利」を除く全ての場合
下位3チームの中では比較的有利な条件が揃っているUNDERDOGは、勝利さえすればレギュラーチーム残留が確定する。第5戦の直接対決で敗れているSUNDAY CREWと2勝5敗で2チームが並んだ場合のみ「2.当該チームでの勝率」が適用され、リーグ戦7位および入替戦「SOMECITY CRASH」行きが確定する。
◆KIDROCのPLAYOFF進出条件
(A)KIDROC勝利
(B)平塚Connections敗北
昇格1シーズン目ながら快進撃を続けたKIDROCも、このゲームに勝利すれば自力での4強入りが決まる。但し、直接対決で敗れている勉族・平塚Connectionsと3チームが4勝3敗で並んだ場合は「2.当該チームでの勝率」によりリーグ戦5位が確定してしまう。
【GAME2】
勉族(4勝2敗) vs TOKYO BEAST(4勝2敗)
◆勉族のPLAYOFF進出条件
「KIDROC勝利 + 勉族 敗北 + 平塚Connections勝利」を除く全ての場合
3年ぶりの「THE FINAL」を目指す勉族は、勝利さえすればPLAYOFF進出を自力で決めることが出来る。このゲームに敗れ、且つ直接対決で敗れている平塚Connectionsと4勝3敗で2チーム並んだ場合は「2.当該チームでの勝率」によりリーグ戦5位が確定する。
【GAME3】
F’SQUAD(5勝1敗) vs SIMON(1勝5敗)
◇SIMONの自動降格回避条件
(A)UNDERDOG勝利 + SIMON勝利 + SUNDAY CREW勝利
(B)SUNDAY CREW敗北
リーグ戦7位以下が確定している2014-2015 1st CHAMPIONのSIMONだが、「2.当該チームの勝率」により、SUNDAY CREWと1勝6敗もしくは2勝5敗で2チームが並べば自動降格は回避できる。しかし、UNDERDOG・SUNDAY CREWと2勝5敗で3チームが並んだ場合は「3.当該チームでの得失点差」により8位およびレギュラーチーム自動降格が確定してしまう。
【MAIN GAME】
平塚Connections(3勝3敗) vs SUNDAY CREW(1勝5敗)
◆平塚ConnectionsのPLAYOFF進出条件
(A)KIDROC敗北 + 平塚Connections勝利
(B)勉族 敗北 + 平塚Connections勝利
最終戦の勝利は最低条件。前人未到のTHE FINALスリーピートを狙う王者・平塚Connectionsが正念場を迎えている。GAME1を戦うKIDROCとGAME2を戦う勉族が共に勝利した時点でPLAYOFF進出の可能性が絶たれてしまう彼等に、奇跡のシナリオは発生するのだろうか。
◇SUNDAY CREWの自動降格回避条件
(A)UNDERDOG敗北 + SIMON勝利 + SUNDAY CREW勝利
(B)SIMON敗北 + SUNDAY CREW勝利
後半戦好調のSUNDAY CREWもまた、平塚Connections同様厳しい状況下にある。GAME1でUNDERDOGが、GAME3でSIMONが共に勝利した時点で、今季のリーグ戦最下位と来季のレギュラーチーム自動降格が確定する。昨年の王者を相手に番狂わせを演じることが出来るか。