SOMECITY 2015-2016 TOKYO 2nd 開幕戦プレビュー
【GAME1】
→!!PICK UP GAME!!←
SIMON(1st シーズン5位) vs 44STREET(NEW TEAM)
昨シーズンのBLACKTOPに引き続き、ballaholicが送り込んだ第2の刺客・44STREETが満を持してレギュラーチームに登場する。結成当時のオリジナルメンバーに加え、世界規模の男性コンテスト「ミスター・ワールド」日本代表に輝いた#3 cray-j、アームレスリング世界4位の経歴を持つ188cm/130kgの#23 BIGTANAら超異色のボーラーがジョイン。
リーグを代表するスコアラーの一人である#27 SHIBATAと193cmの元プロフェッショナルボーラー・#7 ACHANOのホットラインが光るSIMONを相手に、未知数だらけの彼等が一体どの程度通用するのか。正直なところ蓋を開けてみないと分からないが、悲惨な結末にならないことだけを願う。
【GAME2】
F'SQUAD(1st シーズン2位) vs 勉族(1st シーズン6位)
似て非なるスタイルの両者が、自らの存在意義を賭けてGAME2で激突。果たして上回るのは、ハンドリングモンスター集団・F’SQUADの#91 KYONOSUKEが繰り出す「究極の遊び」か。それとも、創世記からシーンを支える大御所・#1 ぬまが創り出す唯一無二の「笑バスケ」か。ただ一つ言えるのは、単純な勝ち負けだけが意味を持たない試合になるということ。本当の意味で自由だったのは?本当に会場を沸かせていたのは?ジャッジするのは、16分後の貴方に他ならないのだ。コート上のボーラーに負けないよう、自由に楽しんでいただきたい。
【GAME3 】
UNDERDOG(1st シーズン1位) vs TOKYO BEAST(1st シーズン3位)
昨シーズン、圧倒的な強さでSOMECITY史上初のリーグ戦全勝を果たしたものの、PLAYOFFでまさかの緒戦敗退を喫したUNDERDOG。プロフェッショナルボーラー抜きで臨む今季は、フロアリーダー・#1 DAISUKEの真価が問われるシーズンになるだろう。お馴染みのシグネチャームーヴ・ターンアラウンド&フェイダウェイを武器に、アマチュア最強の男はストリートシーンに名を刻むことが出来るか。
一方のTOKYO BEASTは、BANG-LEEが主宰する「TEAM SBM JAPAN」の一員として、オフ期間中にLAで行われたVBL WORLD GAMESを経験した#23 KIKUに注目したい。リーグ屈指の好シューターが、想像以上にタフなプレイグラウンドで得たものとは?が安定したパフォーマンスを発揮すればワンサイドゲームにはならないだろう。
【MAIN GAME】
→!!PICK UP GAME!!←
KIDROC(1st CHAMPION) vs 平塚Connections(1st シーズン7位)
話は2か月前に遡る。残り1枠のPLAYOFF進出を賭けて、両者が対峙したのは2015-2016 1st 第7戦のMAIN GAMEだった。このマッチメイクが、昨シーズンの結果を分けたといっても過言ではない。勝利すればPLAYOFF進出が確定する平塚Connectionsは、21点差大敗を喫してPLAYOFFから一転、入替戦「SOMECITY CRASH」行きを余儀なくされた。一方、21点差の大勝を収めたKIDROCは、勢いそのままに臨んだPLAYOFFでも暴れ回り、リーグ戦4位から一気にCHAMPION TEAMへと駆け上がったのだった。
開幕戦のメインイベントに、これほど相応しいカードは存在しないだろう。舞台は整った。2015-2016 PLAYOFF MVP・#09 KOJI、昨シーズンのNo.1ルーキー・#23 TSUKASAら、調子に乗ったら止まらない生意気なクソガキ軍団がシーンの大先輩に「世代交代」の4文字を叩きつけるのか。それとも、リーグ創設時からシーンの第一線に君臨し続ける#9 CHIHIRO率いる平塚Connectionsが、ドン底から這いあがるのか。どちらが勝っても大きな意味を持つ一戦になること間違いなし。両の眼で、しかと見届けてほしい。
text by 石井ジョゼ