SOMECITY 2015-2016 TOKYO 2nd 第5戦プレビュー
【GAME1】
KIDROC(4勝1敗) vs 勉族 (0勝5敗)
このGAMEに勝利すればPLAYOFF進出が確定するKIDROCと、来季のレギュラーチーム自動降格が確定している勉族。このGAMEに対するモチベーションを差し引いても、#23 TSUKASAが怪我から復帰した2015-2016 1st CHAMPION・KIDROCが有利なのは間違いない。2009年から長きに渡りSOMECITYを支え続け、オーディエンスを笑わせ続けた勉族の「笑バスケ」も、残すは2戦のみ。これで暫く見納めになる唯一無二のエンターテイメントを、しかと目に焼き付けてほしい。
【GAME2】
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44STREET（2勝3敗）vs UNDERDOG(3勝2敗)
現役大学生ボーラーが半数を占める新星・44STREETが挑むのは、「アマチュア最強の男」の呼び声高い#1 DAISUKEと、昨年までカレッジシーンを牽引した主役の一人・#11 OGK擁する強敵・UNDERDOG。サイズ、キャリア、スキル、どれをとっても地力の差は明白だろう。もし敗れるようであれば、僅かに残されていたPLAYOFF進出の可能性が消滅し、入替戦「SOMECITY CRASH」が近づく。今季からレギュラーチームに名を連ねる彼等にとって、間違いなく重要な意味を持つ一戦だ。それでも僕達は、若き挑戦者達に何かを期待してしまう。勉族戦の逆転ブザービーター。F’SQUAD戦のジャイアントキリング。44ピースのジグソーパズルが噛み合った時にだけ見える景色がある。彼等にしか起こせない奇跡がある。GAMEのカギを握るのは、緩急自在のアタックを操るスコアラー・#0 KK。彼の爆発が、アップセットの必要最低条件になる。
【GAME3 】
TOKYO BEAST（2勝3敗） vs SIMON(2勝3敗)
両者共に2勝3敗、5位タイ。TOKYO BEASTとSIMONによるGAME3は、勝者がPLAYOFFに望みを繋ぎ、敗者が入替戦「SOMECITY CRASH」に一歩近づく、言わば運命の分かれ道。チームを鼓舞するアタッカー・#13 SOGEN と#27 SHIBATA、正確なアウトサイドシュートを持つ#23 KIKU#4 DAN、ペイントエリアで身体を張る#49 409と#7 ACHANOら、各マッチアップにも注目したい。
【MAIN GAME】
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F’SQUAD(4勝1敗) vs 平塚Connections(3勝2敗)
これぞ正しくスタイルウォーズ。
前節オーバータイムで会心の勝利を収めたF'SQUADは、このGAMEに勝利すればPLAYOFF進出が確定する。今季は、#7 K-TAと#91 KYONOSUKEの二枚看板に、ダンクを狙えるニューカマー・#13 SEAUNがジョイン。ハンドルスキルで遊ぶ自由なスタイルに、最高のスパイスが加わった。
一方、前節オーバータイムで悔しい敗北を味わった平塚Connectionsは、リーグ屈指の超攻撃的トライアングル・「平塚三銃士」が完全復活。卓越した1on1スキルを持つ#9 CHIHIROを中心に、例え誰が相手だろうとノーガードの打ち合いを仕掛ける勇猛果敢なプレースタイルで、1年ぶりのPLAYOFF進出を狙う。
「F vs 平塚」。このマッチメイクを聞いただけでアガるファンも少なくないだろう。異なるスタイルを持つ両者によるスキルの競い合いを、16分間余すことなく遊び尽くしてほしい。どっちが強い？どっちが面白い？
text by 石井ジョゼ
