SOMECITY 2016-2017 TOKYO 1st 開幕戦プレビュー
長らくSOMECITY TOKYOを牽引してきた「勉族」と「UNDERDOG」がレギュラーチームから姿を消し、WHO'S GOT GAME? CHAMPIONSHIPを制した「SUNDAY CREW」、SOMECITY CRASHを勝利して5季ぶりのイエローコートにカムバックした「420」を加えた今シーズンのSOMECITY TOKYO。ジャパニーズ・ストリートボール・シーンの歴史に新たな1ページを刻む、誰にも予想の出来ないBRAND NEW SEASONが幕を開ける。
【GAME1】
44STREET vs SUNDAY CREW
今季からレギュラーチームに復帰した昇格組・Sunday Crewが新シーズンのオープニングアクトに登場。レフティビッグマン・#55 LEE、鉄壁のディフェンダー・#23 Kyle、オールラウンダー・#2 KCら実力者揃軍団が、何処までオーディエンスを沸かすことが出来るだろうか。
迎え撃つ44STREETは、TEAM ballaholicとして全国各地のplaygroundを遊び回った#2 AIKI、#74 TAKAら現役大学生ボーラーズの出来が今季の鍵を握るだろう。未完成のNEXT GENERATIONが、真価を問われる2シーズン目に挑む。
【GAME2】
TOKYO BEAST vs 420
GAME2は、5シーズンぶりにカムバックを果たした、「もう一つの昇格チーム」420に注目。WHO’S GOT GAME?でアンストッパブルだった193cmのSHOWが、レギュラーチームの猛者を相手に変わらぬ無双っぷりを見せてくれるはずだ。
すっかりレギュラーチームに定着したTOKYO BEASTは、「Warrior」の異名を持つ#13 SOGENと安定感のあるシュート力が魅力の#23 KIKUを中心に、虎視眈々と上位進出を狙う。新戦力が噛み合えば悲願のリーグ制覇も夢ではない。
【GAME3】
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KIDROC vs SIMON
2015-2016 TOKYO 1stシーズンに続いて、2ndシーズンまで制したTOKYO CHAMPION・KIDROC。昨季のSOMECITY TOKYOは、彼等KIDROCを中心に回っていたはずだった。しかしながら、向かう所敵なしと思われたSOMECITY 2015-2016 THE FINALでは、#05 NARUSEを中心としたHARD DEFENSEと決定力のあるオフェンスを武器に決勝まで順当に駒を進めたものの、優勝を賭けて臨んだCHAMPIONSHIP GAMEで好敵手・F’SQUADに惜しくも敗れてしまう。チームの得点源である#34 Yoheyは「何かが足りなかった」と唇を噛んだ。あの日から約2か月。その「何か」を探すために、悪ガキ軍団がパワーアップして帰ってきた。彼等の前に立ちはだかるのは、ヒールなキャラクターでお馴染みの横浜レペゼン・SIMON。#27 SHIBATAと#7 ACHAのホットラインが牙を向く強豪チームだ。相手にとって不足はない。去年掴みかけた忘れ物を奪い返すための、長く険しい、そして最高に楽しい1年が始まる。
【MAIN GAME】
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F’SQUAD vs 平塚Connections
開幕戦のメインイベンターに抜擢されたのは、リーグ創設時からレギュラーチームに在籍する2チームF’SQUADと平塚Connections。文句なしのマッチメイクが実現した。ストリーボール日本一決定戦「SOMECITY 2015-2016 THE FINAL」で チームを優勝に導きMVPを獲得した#7 K-TAと、ストリート最速のドライブを持つ#9 CHIHIRO。9年前からシーンを牽引する、衰え知らずのベテランボーラーは今季も健在だ。また、日本で一番遊べるボーラー・#91 KYONOSUKE、ハードワーカーなオールラウンダー・#5 TATSUHITOら、9年前には居なかったニューヒーローの活躍も気になるところ。両者のスタイル、プライド、スキルが正面衝突するバチバチの好ゲームになること間違いなし。ジャパニーズ・ストリートボール・シーンの新たな1ページを刻むに相応しい「THE NEIGHBORHOOD CLASSIC」には、一体どんな結末が用意されているのだろう。
text by 石井ジョゼ