~SOMECITY 2016-2017 TOKYO 1stここまでのまとめ~
1.自動降格・入替戦の可能性がるのは420・SUNDAY CREW・KIDROCの3チーム
2.PLAYOFF進出が確定しているのはF’SQUADとTOKYO BEASTの2チーム
3.残りのPLAYOFF2枠をSIMON・44STREET・平塚Connections・KIDROCで争う
【レギュラーシーズン順位決定方式】
1.勝点
2.直接対戦成績
3.得失点差(当該対戦のみ)
4.総得点(シーズン)
※3チーム以上の複数チームが並んだ場合は、その複数チーム間で上の条件が適用される
SOMECITY 2016-2017 TOKYO 1st 第7戦プレビュー
【GAME1】
平塚Connections(9pt) vs TOKYO BEAST(13pt/PLAYOFF進出確定済)
平塚ConnectionsがPLAYOFFに進出するためには、この【GAME1】でTOKYO BEASTに勝利することが最低条件で、なお且つ続く【GAME2】で、SIMONが44STREETに勝利する必要がある。クライマックス直前に司令塔#1 TAKATOが離脱するアゲンストの中、絶対的エース・#9 CHIHIROのドライブが奇跡のシナリオを描けるか。NY武者修行中の#13 SOGENを欠くTOKYO BEASTは、【GAME3】の結果次第でチーム創設以来初のリーグ戦1位通過もあり得る。「BACK TO STREET」でも火を噴いた#23 KIKUのアウトサイドシュートに注目したい。
【GAME2】
44STREET(10pt) vs SIMON(12pt)
他3GAMEの結果に左右されることなく、【GAME2】の勝者は無条件でPLAYOFF進出が確定する。また、【GAME1】と【MAIN GAME】の結果次第では、どちらの敗者にもPLAYOFF進出の可能性が残されている。
【GAME1】で平塚Connectionsが勝利した場合は既にPLAYOFF進出が決まっているSIMONだが、破壊力抜群のクラッチシューター・#4 DANを中心としたカタい戦術で、勝って気持ちよくレギュラーシーズンを終えたいところだ。チーム初のPLAYOFF進出を狙う44STREETは、「SOMECITY PLAYFROUND」で幾つものハイライトシーンを創り出した#74 TAKAと、今やリーグを代表するポイントゲッターに成長した#2 AIKIの大学生コンビに期待が懸かる。
【GAME3】
F’SQUAD(14pt/PLAYOFF進出確定) vs 420(6pt)
【GAME3】には、よりシンプルな構図が用意された。現在単独首位・既にPLAYOFF進出を決めているF’SQUADは、このGAMEに勝利すればレギュラーシーズン1位通過が確定する。シーンを代表する2枚看板・#7 K-TAと#91 KYONOSUKEの「K2」は今季も健在。リーグ最終戦を勝利で飾って、PLAYOFFに弾みを付けられるか。
一方、現在最下位タイ・崖っぷちの420には、勝利しても7位(入替戦「SOMECITY CRASH」)が、敗れれば8位(来季のレギュラーシーズン自動降格)が待っている。どちらに転んでも蛇の道は避けられないが、5シーズンぶりの夢舞台をたった半年で降板するのは勿体無い。193cmの#1 SHOWと190cm#27 S-TAROのツインタワーに卓越した個人能力にチームケミストリーが加われば、上位を脅かすことも十分可能だったはず。彼等が過ごした半年間の、集大成を見せる時が来た。
【MAIN GAME】
KIDROC(9pt) vs SUNDAY CREW(6pt)
SOMECITY 2016-2017 TOKYO 1st最後の【MAIN GAME】は、敗者の7位以下が確定する文字通りDEAD or ALIVEなマッチメイクが実現した。
【GAME3】で420が敗れている場合は、この【MAIN GAME】の敗者が7位となり、入替戦「SOMECITY CRASH」行きが確定する。そして、【GAME3】で420が勝利していた場合は、この【MAIN GAME】の敗者が8位となり、来季のレギュラーチーム自動降格が確定してしまう。
今季からレギュラーチームに復帰したばかりのSUNDAY CREWは、勝利すればシーズン6位、即ち来季のレギュラーチーム残留が確定する。#2 KC・#55 LEEを中心としたシステマチックなバスケットボールで首位F’SQUADから金星を奪い、リーグ戦を大いに盛り上げたダークホースだ。彼等がイエローコートから姿を消すには、まだ早いだろう。
全8チーム中唯一PLAYOFFから自動降格まで全ての可能性を残すKIDROCには、地獄と天国、2通りのシナリオが用意されている。この【MAIN GAME】に勝利すればSUNDAY CREW同様来季のレギュラーチーム残留が決まるのだが、さらに【GAME1】で平塚Connectionsが敗れていた場合は、なんと大逆転のPLAYOFF進出が確定する。赤坂サカスで行われた1DAYトーナメント「BACK TO STREET」を制した勢いそのままに、最後の最後で調子を上げてきた悪ガキ軍団が、細く捻れた蜘蛛の糸を掴むことが出来るだろうか?
text by 石井ジョゼ