東京

SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2nd 第3戦

Date

2016/10/26(Wed)

Open

18:45

Start

19:15

Place

クラブチッタ川崎

神奈川県川崎市川崎区小川町5-7

ゲームプレビュー

SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2nd 第3戦プレビュー


【GAME1】
44STREET(1勝1敗) vs 420(1勝1敗)

圧倒的ミスマッチが予想されるオープニングアクト・GAME1。
前節、負傷欠場中のポイントゲッター・#74 TAKAがベンチで見守る苦しい台所事情の中、#2 AIKIを中心に気持ちの入ったプレーを見せて今シーズン初勝利を手に入れた44STREET。第2戦からは、SOMECITY SENDAI絶対王者「GENKI」の一員としてSOMECITY THE FINALに出場した経験を持つ#77 K-SUKEと、スピンオフイベント「NIGHT COLLEGE」出場経験を持つ現役大学生ボーラー・#23 SHOTAがジョイン。新たなエッセンスが吹き込まれた小さなYOUNG GUNSが、2戦連続のアップセットに挑む。
同じく前節で今シーズン初勝利に成功している420は、リーグ1,2を争う巨人軍団に変貌を遂げた。大黒柱の#1 SHOW、フリーロスター枠の#15 S-TARO、SOMECITY OSAKAより移籍加入の#27 番長が形成する190cmトリオは破壊力抜群。身長もバスケットボールIQも高い3人を擁する新生DEAD SERIOUS CREWは、上位チームと比較しても戦力に遜色なし。どうやら彼等が、今季の台風の目になりそうだ。


【GAME2】
TOKYO BEAST(1勝1敗) vs SIMON(1勝1敗)

続くGAME2は、実力伯仲の両者によるシリアスなバスケットボール・ゲーム。
2016-2017 1st CAHMPION・TOKYO BEASTはエース・#23 KIKUが相手の徹底マークに苦しみながらも、風格すら漂う華麗なプレーでハイライトシーンを生み出した。前節で初黒星を喫したが、今季は開幕から上々の仕上がり。追われる立場の王者として、ここまで堂々たる戦いぶりを見せている。
安定した戦力を持つSIMONは、今季もポイントゲッター・#27 SHIBATAが元気に躍動。ペイントエリアで暴れ回る新しい相方#7 LEE、外から射貫く#47 DANを従えて、攻守共にカタい、隙のないプレーで勝利を狙う。


【GAME3】
→!!PICK UP GAME!!←
KIDROC(1勝1敗)vs 平塚Connections(2勝0敗)

美しい弧を描くアウトサイドシュートと、気迫でねじ込むタフショット。クレバーなプレーと熱いタマシイが同居する、シーン屈指の実力派ボーラー・#34 Yoheyがイエローコートに帰ってきた。『SLAMDUNK』に登場する藤真のように、ひとたび彼がコートに立てばチームが変わる。会場の空気が変わる。このGAMEが今季のターニングポイントになるのは間違いない。2015-2016シーズンのTOKYOを総ナメにした、調子に乗ったら手が付けられない最強の悪ガキ軍団・KIDROC。彼等の目はまだ、死んでいない。
いま最も勢いのあるチームと言って良いだろう。全8チーム中唯一開幕2連勝に成功した平塚Connectionsは、良くも悪くも新ルール変更にとらわれない我が道を行くスタイルが功を奏している。持ち前の超攻撃的スタイルはそのままに、「パーソナルファール累積による退場」廃止を上手く利用している印象だ。分かっていても止められない#9 CHIHIROの1on1が止まらない限り、TEAM GREENの勢いも衰えることはないはず。古参ファンを中心とする熱狂的なサポーターの応援を背に、狙うは開幕3連勝そして、久しぶりのPLAYOFF進出だ。


【MAIN GAME】
→!!PICK UP GAME!!←
F’SQUAD(1勝1敗) vs BLACKTOP(0勝2敗)

THIS IS 「ballaholic GAME」!ハロウィン仕様のSOMECITY TOKYOを締めくくるのは、F’SQUADとBLACKTOPによるballaholic vs ballaholicなメインイベント。勝敗なんかどうでもいい。どっちが勝ったか負けたかなんて、観た人達が決めればいい。僕達が観たいのはそうじゃない。このGAMEが持つ意味は、もっと別のところにある。ゾンビメイクが汗や涙で滲むような、この先2週間はその話だけで盛り上がる様な、最高にアガる1プレーが観たいんだ。「TRICK OR TREAT?」よりも「BEAT YOUR MAN.」だろ。#69 YUKKEの股抜きでも#KOSUKEのハンドリングでも#7 K-TAのクロスオーバーでも#91 KYONOSUKEのサーカスムーヴでも構わない。カボチャのお面なんか無くたって、僕達はバスケットボール一つで十分盛り上がれる。GAMEの主役は仮装したオーディエンスじゃなくてコートに立つ6人のボーラーだってことを忘れちゃいけない。誰だってかまわない。お祭り騒ぎのその向こうに連れてってくれるような、そんな12分間を期待しようじゃないか。


text by 石井ジョゼ