東京トップリーグ

SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2nd 第7戦

Date

2016/12/28(Wed)

Open

18:45

Start

19:15

Place

クラブチッタ川崎

神奈川県川崎市川崎区小川町5-7

ゲームプレビュー

~SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2ndここまでのまとめ~

1.SIMONのレギュラーチーム自動降格が確定
2.入替戦の可能性があるのはBLACKTOPと44STREETの2チーム
2.PLAYOFF進出が確定しているのはF’SQUADと420とKIDROCの3チーム
3.残りのPLAYOFF1枠を平塚ConnectionsとTOKYO BEASTで争う

【レギュラーシーズン順位決定方式】
1.勝点
2.直接対戦成績
3.得失点差(当該対戦のみ)
4.総得点(シーズン)
※3チーム以上の複数チームが並んだ場合は、その複数チーム間で上の条件が適用される


SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2nd 第7戦プレビュー

【GAME1】
420(12pt/PLAYOFF進出確定) vs BLACKTOP(6pt)

既にPLAYOFF進出の可能性を絶たれているBLACKTOPだが、このGAMEに勝利すればレギュラーシーズン6位が確定し、入替戦を回避することができる。また、仮にこのGAMEに敗れても、【GAME2】で44STREETが敗れると来季のレギュラーチーム残留が確定する(2.直接対戦成績:第6戦で44STREETに勝利)。昨シーズンの王者を後一歩のところまで追い詰めた開幕戦、#44 KOSUKEの劇的なブザービーターで初勝利を挙げた第4戦、目も当てられないワーストゲームを披露してしまった第6戦。アップダウンの激しいシーズンだった。それでも若きballaholicは、いつ、どんな時でも、誰が相手だろうと、決して自分たちのスタイルを曲げることはなかった。こだわり続けた「ATTACK THE RIM」が導き出す結末を、しかと見届けていただきたい。
一方、既にPLAYOFF進出を確定させている420は、この【GAME1】に勝利して、【MAIN GAME】でF’SQUADが敗れると、チーム創設以来初となるレギュラーシーズン1位が確定する(2.直接対戦成績:第3戦でF’SQUAD、第5戦でKIDROCに勝利)。今季の順位争いを面白くしてくれたダークホースにとって、これは只の消化試合ではない。年明けに控えるPLAYOFFの組み合わせを有利にするためにも、きっと彼等は全力で最終戦に臨んで来るはずだ。今シーズンまだ誰も止めることができていない#1 SHOWのオフェンス、「チームで意識して取り組んでいる」というディフェンスで、狙うはTOKYO No.1だ。

【GAME2】
KIDROC(12pt/PLAYOFF確定) vs 44STREET(6pt)

前述の通り、【GAME1】でBLACKTOPが勝利した時点でレギュラーシーズン7位が確定する44STREET。ただし、【GAME1】でBLACKTOPが敗れた場合、この【GAME2】で勝利すればレギュラーシーズン6位・すなわち入替戦「SOMECITY CRASH」回避が確定する。
これまでの対戦で一度も勝利したことのない難敵を撃破して、奇跡に近いシナリオを描けるか。また、この日の結果次第では、来春からTOKYOを離れるオリジナルメンバー・#74 TAKAが44STREETとしてプレーする最後のGAMEになる可能性あり。股抜き王子のラストダンス(仮)を、どうかお見逃しなく。
既にPLAYOFF進出を決めているKIDROCは、【GAME1】で420が敗れて【GAME2】に勝利した場合のみレギュラーシーズン2位が確定する。ただし、【GAME1】で420が勝利するか、【GAME2】に敗れた場合はレギュラーシーズン3位が確定する。最終戦の結果がPLAYOFFの組み合わせに直接影響を与えることはないが、順位争いのモチベーションが必要ないほどに、最近のクソガキ軍団は強い。ベンチメンバーのドンチャン騒ぎではなく、コート上のパフォーマンスだけでアガれる現在の状況が、チームの好調さを物語っている。#34 Yoheyが復帰して、#09 KOJIと得点源を2分割できていることが大きい。個人的には今シーズンの優勝候補だ。


【GAME3】
SIMON(3pt/自動降格確定) vs 平塚Connections(9pt)

今シーズンの最終戦は、いよいよここからPLAYOFF争いに突入。9年前のSOMECITY発足時からレギュラーチームに名を連ねる平塚Connectionsは、この【GAME3】に勝利すればPLAYOFF進出が確定する(2.直接対戦成績:第2戦でTOKYO BEASTに勝利)。チームを牽引するのは、シーン全体で世代交代が進む中、9年前から不動のスターターとして第一線で活躍し続ける#2 SHIGEOと#9 CHIHIRO。久しぶりのPLAYOFF進出を果たして、狂信的な平塚サポーターを狂喜乱舞させ、若いメンバーに貴重な経験を積ませたいところだ。
対するSIMONは、既に来季のレギュラーチームから自動降格することが確定しており、モチベーションの差が勝敗を分けるポイントになりそうだ。「忍者BOY」の愛称で親しまれた#27 SHIBATAを中心に、長らく「ラスボス的存在」としてTOKYOストリートボールシーンに君臨し続けた、ヒールのラストダンスを目に焼き付けてほしい。


【MAIN GAME】
F’SQUAD(12pt/PLAYOFF確定) vs TOKYO BEAST(9pt)

SOMECITY 2016-2017 TOKYO 2ndシーズンのトリを飾る【MAIN GAME】は、2人のCHAMPIONによる現時点におけるTOKYOストリートボール最強決定戦。9th Anniversaryのメインイベントを飾るに相応しい、最高のマッチメイクが実現した。
「SOMEICTY 2016-2017 TOKYO 1st CHAMPION」のTOKYO BEASTは、【GAME3】で平塚Connectionsが勝利した時点でレギュラーシーズン5位が試合前に確定する(2.直接対戦成績:第2戦で平塚Connectionsに敗北)。ただし、【GAME3】で平塚Connectionsが破れた場合、この【MAIN GAME】に勝利すればレギュラーシーズン4位とPLAYOFF進出が確定する。今やTOKYOをレペゼンするスコアラーに成長したエース・#23 KIKU、滞空時間の長いアタックが魅力の#13 SOGEN a.k.a.Warrior、リバウンダーとしての素質を開花させた#9 YUJIのトライアングルは安定感抜群。ここまでの戦績は3勝3敗の5位につけているが、そのチーム力はTOKYO No.1と言っても過言ではないだろう。また、昨シーズンのPLAYOFF優勝チームのため、今シーズンの成績に関係なく、3月に行われるストリートボール日本一決定戦「SOMECITY THE FINAL 2016-2017」への出場が確定している。
そして、その「SOMECITY THE FINAL」を2014-2015・2015-2016と2年連続で制しているディフェンディングチャンピオンがF’SQUADだ。現在単独首位の彼等は、この【MAIN GAME】に勝利すれば、レギュラーシーズンの1位が確定する。ところが、前人未到のスリーピートを狙う王者は、まだ「SOMECITY 2016-2017 THE FINL」の出場資格を持ち合わせていない。PLAYOFFを制して3連覇の挑戦権を得るために、ここから先は負けられない戦いが続く。SOMECITYを創った一人であると同時に、リーグ創設時から9年間看板ボーラーとしてプレーし続け、今や3人制バスケットボールのナショナルチームのキャプテンを務める#7 K-TA。2年前に彗星の如く現れ、瞬く間にシーンを代表するボーラーにまで上り詰めた若きファンタジスタ・#91 KYONOSUKE。2人のエースが共演するブルー×オレンジは、現時点で最も自由な、最も強く、そして最も遊べるストリートボールクルーだ。2016年最後のストリートボールゲーム、こうご期待ください。


text by 石井ジョゼ