【GAME1】
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F’SQUAD vs TEAM-S(WHO’S CAHMPIONSHIP CAMPION)
新しい季節の開幕戦は、オープニングアクトから最注目カードがマッチメイクされた。
「S IS BACK!」濱のパイオニアがイエローコートに帰ってきた。
漫画『DRAGON JAM』でお馴染みのヘッドコーチ・ANちゃん率いるTEAM-Sが、血気盛んなNEW GENERATIONを引き連れてカムバック。
#31 SLEEPER、#24 GENYAの両ポイントゲッター、ゴール下を託されたビッグマン#36 BOOら若手ボーラーを、アラフォーの鳥人#4SHINPEI、2009シーズンの優勝を知る男・#8 HUMMERら不惑のベテラン勢が脇を固める布陣はレギュラーチームといえど侮れない。
ベンチで大騒ぎの大応援団を背に受けて、YOKOHAMAストリートボールの新たな歴史が幕を開ける。
対するは、3月のSOMECITY THE FINALで前人未到のスリーピートが断たれ、覇権奪回に燃えるF’SQUAD。
2008シーズンからチームを牽引する鉄人・#7 K-TAが負傷欠場との噂が囁かれる中、
MIS(=Most Impressive Skill)を3期連続で受賞中の若きファンタジスタ・#91 KYONOSUKEのパフォーマンスが勝敗のカギを握る。
4年の時を超えて再び実現する「F vs S」。
日本ストリートボール史に今なお語り継がれる伝統の一戦は、半休を取得してでも見届けていただきたい。
【GAME2】
420 vs 44STREET
現在のジャパニーズストリートボールシーンで「最強」と呼ばれる存在の一人・#24 SHOW。
193cmのオフェンスマシーンが牽引する420は、献身的なリバウンドが光る#83 番長、外もあるアタッカー#91 KENTOらコートに立つ残り2名のボーラーが、エースの負担をどれだけ減らせるかに懸かっている。持ち前のチームワークと組織的なディフェンスが機能すれば、今シーズンも安定した戦いを見せてくれるだろう。
「昨シーズンでチームは一度解散した」とディレクター・TANAが語る通り、ballaholicがディグしたダイヤの原石で、毎シーズン半年間だけのチームをオーガナイズする44STEREET。
現時点で誰がロスターに名前を連ねるかは未定だが、未だ見ぬヒーロー候補が、きっとワクワクするようなプレーを見せてくれるはずだ。
【GAME3】
TOKYO BEAST vs BLACKTOP
東京ストリートボールシーンNo.1スコアラー・KIKUがチームから離脱したTOKYO BEAST。
2016-2017 1st シーズンを制した原動力を失った猛獣軍団に、もう一人のエース・#13 SOGEN a.k.a.Warriorと肩を並べる新エースは登場するのか?泥臭い汚れ役を一身に引き受けるリバウンダー・#9 YUJI、いぶし銀の猛獣使い・#1 KINGら個性豊かなボーラーが、失った得点能力をどう埋めるのか見ものだ。
辛くもレギュラーチーム残留を果たしたBLACKTOPは、ballaholicイズムの継承者・#44 KOSUKEに注目していただきたい。昨シーズンのMIS(=Most Impresive Skill)にもノミネートされたハンドレスなディフェンスと、クラッチタイムでウイニングショットを決めきる鋼のメンタルはリーグでもトップクラス。オフの間もTEAM ballaholicの一員として日本中のコートを駆け回った若きストリートボーラーが、飛躍のシーズンを迎えることができるか。
【MAIN GAME】
KIDROC vs 平塚Connections
平塚Connectionsは、長年チームを支えたオールラウンダー・TATSUHITOが脱退。
チームキャプテンであり絶対的エースの#9 CHIHIROに懸かる負担は、間違いなく倍増する。
それでも、誰が相手だろうとお構いなしに1on1を仕掛けるのがCHIHIROのスタイル。
サムライソードと形容される必殺のドライブでリーグ創設時から斬り捨てたボーラーは数知れず。今季も感情むき出しの超攻撃的バスケで、観客を大いに湧かせてくれることだろう。昨シーズンから徐々にプレイングタイムを増やし始めた#14 OHNOの、ゴール下の働きに期待したい。
迎え撃つは、3月の「SOMECITY 2016-2017 THE FINAL」で優勝候補筆頭と目されながらも、SEMI FINALでGENKIに敗れ、不完全燃焼のままシーズンを終えたKIDROC。
悪ガキ軍団も今年で結成4年目。そろそろメインイベンターとしての重責を果たしたいところだ。
美しいアウトサイドシュートとタフなアタックでチームを勝利に導く#34 Yohey、誰もがマッチアップを嫌がるハードワーカー・#05 NARUSE、オーバーウェイト気味のフィジカルでハーフコートを所狭しと暴れ回る#09 KOJI。チーム結成当時から主力として活躍するオリジナルメンバー3人は、今何を思うのか。強さのその向こうの景色が見たい。
text by 石井ジョゼ