【GAME1】
TOKYO BEAST(1勝1敗) vs 44STREET(1勝1敗)
TOKYO BEASTは、新しい風を吹かせたルーキー・#0 HIROKIに注目したい。
イエローコート初登場となった前節では、残念ながらゲーム中に負傷退場してしまったが、
ハンドリングがあってアタックもできる、これまでのBEASTにいなかったタイプだ。
怪我の具合が気になるところだが、チームを支える大黒柱・#13 SOGENの負担を減らすことのできる存在であることは間違いない。
迎え撃つ44STREETは、昨シーズンからの主力ボーラーである#2 AIKIと#7 SENが奮闘を見せたものの、
KIDROCとの第2戦では勝負所で攻めあぐねてしまい、痛恨のショットクロックを献上する場面も見られた。
それでも、今シーズンから加わったビッグマン#1 Mamadouと、司令塔・#77 SHINNOSUKEの大学1年生コンビはポテンシャル十分。
ballaholicディレクター・TANAが姿を消したベンチの采配次第では、上位争いに名乗りを上げることも十分可能なはず。
まずは次節・第3戦で猛獣狩りを狙う。
【GAME2】
平塚Connections(0勝2敗) vs BLACKTOP(1勝1敗)
【GAME2】に登場するのは、第2戦の「YOU THE MAN」を受賞した#4 TAKATO率いる平塚 Connections。
前節では、チームの得点源である#9 CHIHIROを欠く飛車角落ちのチーム状況で、
高いバスケットボールIQと得点能力を武器に孤軍奮闘。
最後まで結末の分からないシナリオを演じて、敗者チームから文句なしの選出となった。
今季最注目ボーラーの一人が、ヘッドコーチ・AT氏の復帰したTEAM GREENを初勝利に導くことができるか。
対するは、第2節で早くも今シーズン初白星を手に入れたBLACKTOP。
褐色のビッグマン・#23 papiがゴール下で奮闘し、#1 DAICHIがアグレッシブにアタックを仕掛ける予想外の展開で、
フロントマン・#44 KOSUKE頼みにならないグッドゲームを展開した。
実力は未知数。何が飛び出すかは開けてのお楽しみ。全8チーム中、最も「読めない」チームだ。
ネオンイエローのNEXT GENERATIONSが、今季の台風の目となるか。
【GAME3】
420(0勝2敗) vs TEAM-S(1勝1敗)
第2戦で待望のSOMECITY初白星を挙げた濱の大軍団・TEAM-S。
#24 GENYAと#31 SLEEPERの若手ポイントゲッター2枚を中心に、アドバンテージルール1on1で強烈なブロックショットを見舞った#4 SHINPEI、
2009シーズンの優勝を知る#7 JUN、3×3女子日本代表候補のフィメールボーラー・#17 canらを総動員した、会心の勝利だった。
それでも、彼等の歩む道が険しいものであることに変わりはない。まずは来季のレギュラーチーム残留が現実的な目標だろう。
シーズン開幕から2連敗中の420は、ここまで結果が出ていないものの、#24 SHOWが相も変わらずアンストッパブル。
ビッグマンが希少種と化しつつある現在のSOMECITYで、194cmのオフェンスマシーンは、ここまで無双に近いパフォーマンスを見せている。
しかしながら、たった一人で勝てるほどイエローコートは甘くない。
大エースの負担を軽くするには、リバウンダー・#83 番長の完全復活が必要最低条件だ。
2016-2017 2ndシーズンで見せた、分業制による全員バスケがもう一度見たい。
【MAIN GAME】
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KIDROC(2勝0敗) vs F’SQUAD(2勝0敗)
第3戦の【MAIN GAME】は、前半戦の首位攻防戦。
現在2勝0敗同士の、フルメンバーによるTOKYOダービーだ。
そしてこのカードは、個人的に今シーズンのリーグ戦で最も楽しみにしていたマッチメイクであり、
「SOMECITY 2015-2016 THE FINAL」の決勝と同じ組み合わせでもある。
翌2016-2017 1st・2ndシーズンのリーグ戦の対戦時こそ、
チームの心臓・#34 Yoheyを欠いたKIDROCが遅れを取ったが、今回はそう簡単にいかないだろう。
0.1tのフィジカルを持つ#09 KOJI、ルーズボールハンター・#05 NARUSE、166cmの巨人・#23 TSUKASA、
いぶし銀のバンクショットを持つ#1 HAYATO、ムードメーカー・#0 MARU。
今季の登録ボーラーをスターターとベンチの2チームに分けても、戦力に遜色はないはずだ。
誰が出ても強い豪華絢爛なロスターに、オフシーズンを迎えた「あのBリーガー」が加われば、悪ガキ軍団に死角は見当たらない。
もう一人のメインイベンター・F’SQUADは、怪我の影響で開幕から2戦を欠場した#7 K-TAが遂にカムバック。
彼が不在の間チームを牽引したファンタジスタ・#91 KYONOSUKEと、久しぶりの「K2」を形成する。
若手ボーラーの台頭が目覚ましいジャパニーズ・ストリートボール・シーンで限界説が囁かれる中、
10年前のリーグ創設時から第一線でプレーし続ける闘将の復活に期待したい。
前置きが長くなってしまったが、この12分間を観るだけでもチケット1枚分の価値がある。
さあ、あの日の続きをしよう。1年2ヶ月前に止まったままの時計の針が、再び動き出す。