【GAME1】
TEAM-S(0勝2敗)vs 44STREET(1勝1敗)
オープニングアクト【GAME1】は、今日までのシーンを創り上げた横浜のパイオニア「TEAM-S」と、レギュラーチーム中最もロスターの平均年齢が低い「ストリートボール第二世代」44STREETが顔を合わせるジェネレーションマッチ。華麗なセットプレーを武器に今季初勝利を目指すTEAM-Sは、第2戦でスコアリングリーダーとして爆発した若手のホープ・#24 GENYAに期待が懸かる。一方の44STREETは、#7 SENや#29 Uの1on1自慢を、現役大学生ボーラー・#77 SHINNOSUKEがどうコントロールするかが勝敗のカギを握るだろう。個人的には、チーム最年少の現役高校生・#65 Motokiのパフォーマンスが楽しみだ。
【GAME2】
TOKYO BEAST (1勝1敗) vs SUNDAY CREW(1勝1敗)
どちらが勝ってもタフなゲームになることは間違いなし。肉弾戦必至の【GAME2】に登場するのは、第2戦で衝撃のノックアウト勝利をやってのけたTOKYO BEAST。前節のワイルドで男前すぎるパフォーマンスに、一目惚れしてしまった初見のオーディエンスも少なくないはず。人気急上昇中の猛獣軍団が狙う次なる獲物は、今季からレギュラーチームに昇格したSUNDAY CREW。攻守の要・#23 Kyleは、「ショーストッパー」の異名を持つ、鉄壁のディフェンスの持ち主だ。16分間ハードワークを続けることのできる難敵を相手に、#13 SOGEN a.k.a.Worriorや#45 HARASHOWが、どれだけのハイライトシーンを作り出せるだろうか?戦場と化すことが予想されるゴール下の攻防は必見。
【GAME3】
KIDROC (1勝1敗) vs 420(1勝1敗)
2017-2018 1stシーズンの対戦時に、420から30点差の完勝を収めているKIDROC。今回は、しつこいディフェンスと意識の高いリバウンドで、チームの汚れ役を一身に引き受ける#05 NARUSEに注目したい。シーンきってのスーパーハードワーカーが、マッチアップが予想される相手エース・#24 SHOWを抑えることができれば、前回同様のワンサイドゲームになることだろう。苦戦が予想される420だが、正確なアウトサイドシュートが光る#88 TATSUOや、高いリバウンド能力を持つ#83 番長アタッカー個々のキャラクターが立っているだけに、ベンチの采配がピタリとハマれば、下馬評を覆すことも充分有り得る。SOMECITY TOKYOに捨て試合など存在しない。面白いゲームになることを願う。
【MAIN GAME】
F’SQUAD(1勝1敗) vs 平塚Connections (2勝0敗)
第3戦の【MAIN GAME】には、リーグ創設時から10年以上繰り広げられている、ピリピリとした独特の空気を纏う、「伝統の一戦」が用意された。
普段のプレビューであれば10年以上中心選手としてイエローコートに立ち続ける#7 K-TAや#2 SHIGEOを取り上げて、「勝ち負けがどうでも良くなるような、バチバチのゲームを楽しんでほしい」などと書くのだろうが、今回はちょっと違う。僕の興味は、前節で屈辱のKO負けを喫したF’SQUADが、平塚Connectionsの開幕3連勝と、
平塚Connectionsに今季から加入したスーパールーキー・#14 RYANの3戦連続MIPを阻むことをできるか?の、ただ一点だ。この【MAIN GAME】の結果次第では、「STOP THE RYAN.」が今季のキャッチフレーズになるかもしれない。強靭なフィジカルと驚異の得点能力を持つモンスターを止めるのは一体誰だ?第2戦でダンクを見舞った#6 BRIANか?2017-2018 1stシーズンのMVP・#91 KYONOSUKEか?いずれにせよ、2017-2018 1st CHAMPION TEAMの彼等がこのまま大人しく終わることはないだろう。ただし、万が一RYANが第3戦も大暴れしてチームを勝利に導き、YOU THE MANを獲得するようなことがあれば、11/1(水)はジャパニーズ・ストリートボールシーンの勢力図が変わる記念すべき日になる。時代の変わり目は、すぐそこまでやって来ているのかもしれない。
(Text by 石井ジョゼ)