【GAME1】
KIDROC(3勝1敗)vs SUNDAY CREW(1勝3敗)
4戦3勝2KOのハードパンチャー・KIDROCがオープニングアクト・【GAME1】に登場。TOKYO最強の呼び声高いクソガキ軍団から、今回は、第4戦の「YOU THE MAN」に輝いた#23 TSUKASAをフィーチャーしよう。SOMECITYテクニカルアドバイザー・BANGLEEも絶賛する、バスケットボールIQの高いオフェンスは必見。他のチームなら間違いなくエースを張れるであろう166cmの小さな巨人が、今宵もノックアウト勝利を狙う。
対するSUNDAY CREWは、前節から#0 マクファーがチームにジョイン。プロキャリアを持つミスターワールドが、連敗中のチームを救う救世主になれるか。
【GAME2】
44STREET(3勝1敗) vs 420(1勝3敗)
現在、首位タイ。第2戦でKIDROCを、そして第4戦ではF’SQUADを破った、44STREETの勢いが止まらない。その原動力になっているのが、第3戦のデビューから2節連続でYOU THE MANにノミネートされた#74 YU-KI。抜群の得点能力を武器に、兄貴分F’SQUADを破るアップセットを成し遂げた中心人物だ。昨シーズンから中心選手として活躍する#7 SENと#22 TSUBASAがチームの土台を支え、今シーズンからチームに加わったYU-KIと#29 YOUがポイントゲッターを担う今季のNEXT GENERATIONは、なかなかに手ごわい。世代交代の4文字がチラホラと囁かれる中、若きballaholicたちの快進撃はどこまで続くのだろうか。
対照的に、現在最下位タイの420は、TOKYOストリート屈指のスコアラー・#24 SHOWを中心とした個性豊かなボーラーが揃った好チームだが、第4戦を終えて、なかなか結果に繋がらない苦しい状況が続く。前節で存在感を見せたワンポイントシューター・#5 KAZUTOらベンチメンバーを含む総力戦で勝機を見出したいところだ。
【GAME3】
TOKYO BEAST(2勝2敗) vs 平塚Connections(3勝1敗)
1試合あたりの平均得点は、リーグNo.1の52得点(第4戦終了時点)。ここ数年優勝争いに絡めていない平塚Connectionsに、SOMECITY THE FINALを2連覇していた2012-14シーズンの攻撃力が戻ってきた。くすぶり続けたチームを変えたのは、一騎当千のスーパールーキー・#14 RYANと、コート上の何処からでも3ptシュートを射抜く司令塔・#4 TAKATOの黄金コンビだ。テンポの良いパス回しから始まるオフェンスは破壊力抜群。オーディエンスを沸かせる得意のハイスコアリングゲームで、猛獣狩りを狙う。
上位4チームが進出するPLAYOFFに向けて、負けられない戦いが続くTOKYO BEAST。爆発力のある#13 SOGEN a.k.a.Worriorのアタックと。#45 HARASHOWの3ptシュートが同時に当たれば番狂わせも有り得るが、1試合あたりの平均得点は37.5点と、攻撃力の差は歴然。吠える巨獣・#4 409(シュレック)や、売り出し中の#24 T-Smoothのオフェンスリバウンドが鍵になりそうだ。
【MAIN GAME】
F’SQAUD(2勝2敗) vs TEAM-S(1勝3敗)
メインイベントを飾るのは、かつて伝統の一戦と呼ばれていた「F vs S」。一昔前は、これ以上【MAIN GAME】に相応しいカードはないと言っても過言ではないほどの、火花バチバチのマッチメイクだったが、現在もそうかと問われれば疑問符が付く。
2勝2敗のイーブンでリーグ前半戦を折り返したものの、ここ最近のF’SQUADは、#91 KYONOSUKEが全てだ。日本中がその首を狙うストリートボール・ヒーローのパフォーマンスが良ければ勝ち、悪ければ負けるという、実に分かりやすいシーズンを送っている。彼等の掲げる、F’SQUADらしさとは?ストリートボールとは?10年前のライバルとの戦いを通じて、自分たちのスタイルを取り戻すことが、体現することができるのだろうか?この場所には、勝敗よりも大事なものがあるはずだ。
一方のTEAM-Sは、第4戦で今シーズン初勝利に成功。依然として最下位タイの苦しい状態に変わりはないが、#24 GENYAにエースの自覚が芽生えてきたことは大きな収穫だろう。巧みなシェイクとカタいジャンパーを武器に、ポイントゲッターとしてチームを牽引している。偉大なる歴史に区切りを付けて、YOKOHAMAに新たな1ページを刻むことができるか注目したい。
10年もの間、彼等は敵であり同志であり、ストリートボーラーだった。
飽きもせずに繰り広げられてきた第一次日本ストリートボール大戦の結末は、数えきれないほどのハイライトシーンとドラマが生まれた、イエローコートで見届けてほしい。