『SUNDAY CREW・F’SQUAD・TOKYO BEAST・420の4チームに、レギュラーチーム降格の危機が迫る。』
今シーズンからレギュレーションが大幅に変更されたSOMECITY TOKYO。概ね好評だった前節の変則2on2、第5戦に予定されているフルコート5on5など、1節ごとにゲーム形式を変更する斬新な試みがなされている。しかし、それ以上に見逃せないのは、「シーズン中にレギュラーチーム昇格・降格の可能性があること」だ。これまではレギュラーシーズン終了後にチームの昇格・降格が行われていたが、今季は違う。第3戦の【GAME1】と【GAME2】の敗れた2チームは、レギュラーチーム残留を賭けて5/30(水)に行われるNEXT ONE TOURNAMENT #1に参戦。万が一ここで敗れることがあれば、シーズン中にも関わらず、レギュラーチームから降格してしまう。つまり、次節の第4戦には出場できない。
前置きが長くなったが、要は勝てば良いのだ。至ってシンプルな話である。
【GAME1】
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SUNDAY CREW(4pt) vs F’SQUAD(0pt)
人気チーム・F’SQUADが、早くもレギュラーチーム降格の危機を迎えている。今季はストリートボールヒーロー・#91 KYONOSUKEを中心に、将来有望な大学生を起用するなど、新しいFのカタチを模索しているが、チームケミストリーが生まれるにはまだまだ時間がかかりそうだ。開幕戦・第2戦ともに白星はなく、非常に厳しい状況に置かれている。鍵を握るのは、ここまでロスター登録のない#7 K-TA。3人制バスケットボール日本代表であり、言わずと知れたFのキャプテンである。この大一番に、世界を経験した闘将の出番はあるのか?そして、崖っぷちの仲間たちを救うことはできるのだろうか?第3戦の結果次第では、一時代が終わりを告げるかもしれない。
対するSUNDAY CREWは、攻守の要・#23 Kyleと「今、最もヘジっている男」#9 ツヨシの1on1が牙を向く。昨シーズンの「SOMECITY QUALIFIER TOURNAMENT」でも新星・BLACKTOPを退けるなど、1DAYトーナメントの強さは折り紙つき。悪役上等、ballaholic狩りを狙う。
【GAME2】
TOKYO BEAST(2pt) vs 420(1pt)
オフシーズンにトライアウトを実施したTOKYOBEAST。#18 shuyuと#38 AKIRAらイキの良いルーキーと、#13 SOGENと#24 T-Smoothらフィジカル強めなパイセン方との化学反応がゲームの鍵を握る。
一方の420は、久しぶりの登場となった#15 S-TAROが、第2戦で変わらぬ存在感を発揮。3人制バスケットボールの経験豊富な#13 KCや好リバウンダー・#83 番長と力を合わせて、チーム全員で大エースの抜けた穴を埋めることができるだろうか。
【GAME3】
KIDROC(10pt) vs 【GAME1】の勝者
満をじしてシードで登場するのは、開幕戦に続き第2戦も制した「TOKYO最強」KIDROC。前節の2on2では現役Bリーガー・#21TAKUMIを擁して、圧倒的な戦力差を他の5チームに見せつけた。更に今季はオールラウンダー・#14 KOSUKE、器用なビッグマン・#36 MASATOの超大型ルーキー2枚を加える盤石の布陣を形成。油断さえなければ向かうところ敵なしだろう。第3戦も、彼らが優勝候補最右翼であることに変わりはない。
【GAME4】
平塚Connections(3pt) vs 【GAME2】の勝者
「SAMURAI IS BACK!」右膝前十字靭帯断裂というアクシデントを乗り越えて、平塚Connectionsに頼れるキャプテン・#9 CHIHIROが帰ってきた。本人曰く「まだまだイメージには程遠い」が、独特の間から切り裂く代名詞のドライブは健在。ベテランシューター・#2 SHIGEO、外もある司令塔・#4 TAKATO、攻守の要・#1 RYANが形成する昨シーズン鉄板のトライアングルに、最強の手札が加わったTEAM GREEN。ヘッドコーチ・AT氏の采配にも注目していたい。
TEXT by 石井ジョゼ