《SOMECITY TOKYO 2018-2019 2nd 開幕戦 プレビュー》
【GAME1】
平塚Connections vs TOKYO BEAST
「日本バスケットボール黄金世代」と呼ばれる学年がある。竹内譲次(アルバルク東京/B1)・竹内公輔(リンク栃木ブレックス)らを擁して2007年のユニバーシアードで世界第4位に輝いた、1984年4月2日から1985年4月1日生まれの、いわゆる”竹内世代”のことだ。同様に、日本ストリートボールシーンにも黄金世代が存在する。それが、1983年4月2日から1984年4月1日生まれの、”竹内世代”の1つ上の学年だ。東北の牛魔王ことYASU(GENKI/SOMECITY SENDAI)や、 ストリートシーンの第一人者・MARU(大阪籠球会/SOMECITY OSAKA)をはじめ、ballaholicディレクターのTANA、MC MAMUSHIもこれに該当する。SOMECITY TOKYOの新シーズンは、そんなストリートボール黄金世代を代表する、2名のボーラーによって幕を開けることになった。
TOKYO BEASTを牽引するのは、#13 SOGEN a.k.a.Warrior。未だ衰え知らずの跳躍力から繰り出すアタックは、どの角度で切り取ってもハイライトシーン間違いなし。空高く跳ねあがってリングにねじ込むオンリーワンのスタイルで、今季も圧倒的なインパクトを残してくれるだろう。
対する平塚Connectionsのエースは、#9 CHIHIRO。言わずと知れた、現在の日本ストリートボールシーンで「最強」と呼ばれる男の一人である。右膝前十字靭帯断裂という大怪我に見舞われたが、昨シーズン途中でイエローコートにカムバック。「SAMURAI SWORD」と称される伝家の宝刀・ドライブインの切れ味が錆びつくことはなく、故障前と変わらぬ切れ味を見せてくれた。
とはいえ、SOMECITYプレリーグからコートに立ち続ける2人は、今年で35歳を迎える。世代交代にはまだ早いが、そろそろ新しいチームの顔が生まれることを期待したい。
【GAME2】
BLACKTOP vs TEAM-S
SOMECITYの看板チームとして一時代を築いたF’SQUADがレギュラーチームに降格した今、若き彼等に何かを期待しているストリートボールヘッズも多いはず。シーンの変わり目に颯爽と見参するのは、ストリートボール第2世代・BLACKTOP。TEAM ballaholicの一員としても活動する#3 KOSUKEと#0 Martelのホットラインを武器に、昨シーズンは途中昇格ながらPLAYOFF進出を果たすなど大躍進を遂げた。”ATTACK THE RIM”をチームスローガンに掲げる若きballaholicたちは、イエローコートのメインキャストに踊り出ることができるか。個人的には再注目チームである。
リーグ最年少の新参者を迎え撃つのは、結成21年目を迎える横濱のパイオニア・TEAM-S。昨シーズンは、得意の-5on5-TOURNAMENTを制して、見事レギュラーチーム残留に成功した。しかしながら、-3on3-ルールではKO負けを喫するなど、満足のいく結果が残せていないのが現状だ。ベンチで采配を振るうヘッドコーチ・ANちゃんを中心としたチーム一丸の総力戦で、まずは1勝を狙いたいところ。
【GAME3】
SIMON vs GAME1の勝者
2018-2019 1st CHAMPIONに輝いたSIMONが、【GAME3】に登場する。 チームの主力は、PLAYOFFでMVPに輝いた、#5
Larry Boy a.k.a.LAWRENCE。過去の所属チームでは好不調の波が激しく、どこか勝負所に弱い印象があったが、最早それは昔の話。GAMEを決めるラストショットを決めきるタフさを身につけて、一回りもふた回りも成長した姿をオーディエンスに見せつけた。爆発的なスピードと当たり始めたら止まらない3ptシュートを武器に、一夜限りのスターではないことを証明できるか。
【GAME4】
KIDROC vs GAME2の勝者
【GAME4】からシードで登場するのは、”TOKYO最強”の呼び声高いKIDROC。#34 Yoheyを中心とした圧倒的な戦力を擁して、「クソガキ軍団」と揶揄された彼等も、気づけば平均年齢は20代後半に突入。昨シーズンのPLAYOFF決勝では、ポストアップとアウトサイドシュートを主体に手堅く勝ちを狙ったが、一歩届かず。魅せることも、勝利を手にすることもできなかった。賑やかで騒がしいベンチと、惹きつけるものが少ないコート上。ギャップに、少なからず退屈に感じているオーディエンスもいることだろう。レギュラーチーム昇格から4年。最強のはずの彼等は、未だストリートボール最強決定戦「SOMECITY THE FINAL」を一度も制していない。何かが足りない。「自分には何ができる?何がしたい?」SOMECITY TOKYOが面白くなるかどうかは、KIDROCにかかっていると言っても過言ではない。彼等にとっても、リーグにとっても、勝負のシーズンが始まる。
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2ndシーズンの開幕戦の日程がいよいよ決定!!
ここで少し1stシーズンを振り返ってみよう。
1stシーズンは新しい試みを行い、波乱が起きたシーズンとなった。
3on3だけでなく、2on2、5on5にもチャレンジし、さらにはシーズン中のレギュラーチームの入れ替え制度を導入。
この入れ替え制度により、SOMECITYの看板チームのF'SQUADもまさかのレギュラー落ちとなり、シーズン終盤にはレギュラーチーム6チームのうち半分の3チームが入れ替わるという事態が発生。
これは東京が混戦状態になっていることを示す現象の1つだったと言える。
さらには、CLUB CITTA' 30周年を記念する伝説のイベント”DA BASH”が復活し、チャンピオンにはPLAYOFF出場確定というプライズが与えられた。これにより、下部リーグのNEXT ONE TOURNAMENT所属のSIMONが1日にしてPLAYOFF出場権を掴んだ。
その結果、1stシーズンのPLAYOFFを制したのはSIMON。レギュラーゲームに1度も参加することなく頂点を掴んだ。下馬評を覆す結果に東京ストリートボールシーンが揺れた。
東京最強に最も近いと言われていたKIDROCを決勝で下し、東京最強の栄冠を手にしたSIMONを引っ張ったのは、BLACKTOP・8th BALLでも活躍したローレンス a.k.a Larry boyだった。この日、誰も彼を止めることができなかった。
そんな幕切れとなった2018-2019 TOKYO 1stシーズン。
2ndシーズンは、1stシーズンの覇者・SIMONを加えた6チームでスタートする。
もちろん2ndシーズンもシーズン途中の入れ替え制度がある。レギュラーチームスタートだからといってうかうかできないし、下から虎視眈々と上位進出を狙っているチームがうじゃうじゃいる。
このサバイバルレースを勝ち抜いてPLAYOFFに進出する4チームはどこになるのか?
Fの復活、新しいシンデレラチームの登場などそれぞれの期待と不安が入り混じる2ndシーズンから目が離せない。
《参戦チーム》
SIMON
KIDROC
BLACKTOP
平塚Connections
TOKYO BEAST
TEAM-S