
SCDL GAME 1
SundayCrew × 18 - 20 ○ TEAM-S
偉大なる二代目王者が、下部リーグ制覇に王手をかけた。
SundayCrewの肉厚インサイド陣に押され気味だったチームを救ったのは、
真っ黒に日焼けした「バードマン」#4 SHINPEI。
後半開始直後に3連続得点を挙げて逆転に成功すると、お馴染みのセットプレーから、
空を泳ぐように気持ち良さそうなレイアップシュートを決めて勝負あり。
GAME1
420 × 30 – 42 ○ UNDERDOG
約1カ月の中断期間中にシーンを総なめにした単独首位のUNDERDOGが、
完勝でPLAYOFF進出1番乗りを決めた。
先日行われたRed Bull King of the Rock JAPAN FINALを制した、
「黄金ノ国、最強ノ男」#33 M21を中心に序盤から一切手加減抜きの猛攻を仕掛け、
あっという間にセーフティーリードを獲得。
新戦力を試す余裕をカマしつつも、
大事な場面では「左利きのロッドマン」#91 WORMのリバウンドから、
「ダイナマイト・シューター」#28 NOBUCHIKAがダウンタウンを稼ぐ。
今ノリに乗っている最強の負け犬が、
W長谷川を欠く420を相手に16分間のウォーミングアップを完了させたのだった。
GAME2【GOOD GAME!】
F'SQUAD × 45 – 50 ○ 平塚Connections
今季最高の、至高の斬り合いだった。
前半だけで両者合わせて57点を積み上げたハイスコアリングゲームは、
スターターで起用された#14 FUKUDAのアウトサイドシュートをはじめとする、
お得意の3点攻勢が光った平塚Connectionsに軍配が上がった。
「ナスティー・シューター」#2 SHIGEOが沈めた5本目の3ptシュートが、
大音量の嬌声を生むブザービーターに姿を変え、
聴こえていたはずの試合終了を告げるホイッスルをかき消した。
このラストシーンに、このシーソーゲームの、恐らく全てが集約されていたはずだ。
SCDL2
TOKYO BEAST × 28 - 34 ○ TEAM-S
Wヘッダー2連勝に成功したTEAM-Sが、最終戦を残してSCDL優勝を決め、
入替戦SOMECITY CRASHへの切符を手にした。
審判のジャッジにヒートアップした猛獣軍団をスルリとかわすような、
冷静さを取り戻した「絶対的司令塔」#0 TAKUのピック&ロールが冴え渡った。
気合十分のTOKYO BEASTはエース「跳躍獣」#9 SOGENが、
意地の4連続ダウンタウンを決めて追いすがったが、力及ばず。
2年ぶりのレギュラーチーム復帰は叶わなかった。
GAME3
SIMON × 36 – 53 ○ 平塚Connections
2戦連続で50点台を叩き出した昨年の王者が、最終節を前に本来の姿を取り戻したようだ。
兎に角、MIPに選ばれた「ナスティーシューター」#2 SHIGEOが素晴らしかった。
Wヘッダーの疲れを感じさせない代名詞の長距離砲は勿論のこと、
スティールしたボールをそのままドライブインして奪ったAND1は、
この日のハイライト間違いなし。
決して守りに入ることなく最後まで勇敢に攻め続け、
自分達より一回り以上大きい難敵SIMONを、
真っ向勝負で、力ずくでねじ伏せた彼等の姿は、
正しくディフェンディングチャンピオンに相応しい堂々たるモノだった。
MAIN GAME【BEST GAME!!】
勉族 ○ 44 - 39 × UNDERDOG
観ているこっちまで疲弊してしまうほどの、非常にタフなゲームだった。
負ければ最下位、すなわち入替戦・SOMECITY CRASH行きが確定する勉族が、
PLAYOFF進出1番乗りを決めたUNDERDOGをOVERTIMEで撃破するだなんて、
一体誰が想像しただろうか?
この壮大なアップセットのメインキャストに抜擢されたのが、
「黄金ノ国、最強ノ男」#33 M21、「左利きのロッドマン」#91 WORMら名優を抑えて、
鬼の形相でリングに向かって飛び続けた「大魔神」#96ダークロ。
そして、『SLAMDUNK』山王戦の三井のように、彼のオフェンスリバウンドを信じて、
3ptシュートを打ち続けた「エース代行」#33 てると、「道化師」#1 ぬま。
「がけっぷち」と書かれたハチマキを額に当てたストーリーライターが、
バッドエンディングだったはずのシナリオを自ら書き変え、自らの運命を切り開いた。
★JOSE’S BEST3+1
・SHIGEO(平塚Connections #2)
・ダークロ(勉族 #96)
・NOBUCHIKA(UNDERDOG #28)
・SOGEN(TOKYO BEAST #13)