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SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第8戦 REPORT by 石井ジョゼ

SOMECITY 2013-2014 TOKYO 1st 第8戦 REPORT by 石井ジョゼ はじめに断っておくと、奇跡はおろか番狂わせすら起きることはなかった。
昇格1シ-ズン目のSIMONは、今夏のストリ-トボ-ルシ-ンを総なめにしたUNDERDOGに完敗を喫し、#6 SHOW&#32 HASEの「W長谷川」と#8 DELAを失った420はF’QUADに処刑され、勉族はディフェンディングチャンピオン平塚Connectionsに力負け。

悪く言えば何処か大人しい、良く言えば嵐の前の静けさを感じる第8戦は、
来週行われる大一番の予告編を観ているようだった。



SCDL GAME1
SundayCrew × 18 - 20 ○ TOKYO BEAST

消化試合とはいえ、来季に繋がる内容だったと言えよう。
「下部リーグ最強アタッカー」#9 SOGENと、
「下部リーグ最叫ビッグマン」#4 シュレックは健在。
#0 KIKU、#8 TAKAら若手有望株が経験を積んだ今季を糧にして、
2013-2014 2ndを睨みつける猛獣軍団は、しばしの夏眠に入る。



SCDL GAME 2
SundayCrew ○ 22 - 20 × TEAM-S

有終の美を飾ることは叶わなかった。
それでも、攻守における最重要人物・#0 TAKUを欠く苦しい台所事情の中、
今まで出場機会に恵まれなかった選手を試しながら、
難敵・SundayCrewに肉薄するあたりは、流石の2代目王者TEAM-S。
悲壮感の一切感じられなかった、このポジティブな敗戦が、
次週行われる「入替戦」SOMECITY CRASHにどう影響するのか。



GAME 1
SIMON ○ 34 - 40 × UNDERDOG

終始安定した試合運びを見せたUNDERDOGが最終戦で完勝を収めた。
負傷欠場・#28 NOBUCHIKAの穴を埋める活躍を見せたのは、
前節イエローコートデビューを果たした「とにかく男前―!(MC MOJA談)」な、#2 NEKI。
徐々に本性を曝け出し始めた新司令塔が、11得点を挙げてチームを牽引する。
ルーキーに触発されるように、ゴール下での存在感を急速に強める#17 TATSUROU、
段々と昔のアグレッシブな姿を取り戻しつつある#33 M21を加えたBRAND-NEW DOGSに、
死角らしい死角は見当たらなかった。

レフェリーの不必要なファールコールに冷静さを欠き、
後半開始直後に唯一高さで対抗できたはずの#6 アチャを4FOULで失った瞬間、
SIMONの敗北は決まっていたか。

この結果、UNDERDOGのレギュラーラウンド1位通過ならびに、
勉族の単独最下位および「入替戦」SOMECITY CRASH行きが決定した。



GAME 2
420 × 21 – 32 ○ F'SQUAD

勝てばPLAYOFF進出が決まる420だったが、
いつも通りか、やや不調のF’SQUADを相手に21点しか取れないままGAME SET。
#6 SHOWと#32 HASEの「W長谷川」とbjリーガー・#8 DELAを欠く布陣は、
終始窮屈そうにしていた。
これにより、SIMONのPLAYOFF進出と420のレギュラーシーズン5位が確定。



MAIN GAME【GOOD GAME!】
勉族 × 38 - 39 ○ 平塚Connections

消化試合だったはずのMAIN GAMEが、この日のBEST GAME。
勉族は「大魔神」#96 ダークロのWチームすら厭わないインサイドアタックが、
平塚Connectionsは「ドライブイン馬鹿」#9 CHIHIROの1on1が、
それぞれ最後まで止まることはなかった。
お互いに、いつでも望めば2点が取れるシーソーゲームの均衡を破ったのが、
今季初の2戦連続MIP・「ナスティーシューター」#2 SHIGEOのダウンタウン。
決して調子は良くなかったはずなのに、勝負所でキッチリ決めてくる集中力は衰え知らず。
たった1点の僅かなリードを守り通したディフェンディングチャンピオンが、
最終戦を白星で飾り、レギュラーラウンド2位通過を果たした。



★JOSE’S BEST3+1
・SHIGEO(平塚Connections #2)
・CHIHIRO(平塚Connections #9)
・NEKI(UNDERDOG #2)
・S-TARO(420 #15)

2013/08/04(Sun)
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